韓国エンタメ/韓国エンターテインメント関連情報

「ジギル&ハイド」 チョ・スンウの魅力

ミュージカル「ジギル&ハイド」の東京公演が3月13日から1週間行われました。主演は映画『マラソン』で韓国の映画賞を総なめにしたチョ・スンウ。「ジギル&ハイド」韓国版とチョ・スンウの魅力に迫りました。

執筆者:桑畑 優香

ミュージカル「ジギル&ハイド」の東京公演が3月13日から1週間行われました。主演は映画『マラソン』で韓国の映画賞を総なめにしたチョ・スンウ。「ジギル&ハイド」韓国版とチョ・スンウの魅力に迫りました。

1400人のスタンディングオベーション


韓国版「ジギル&ハイド」の特徴は、何と言ってもチョ・スンウの演技力。
端正なタキシードに髭をたたえた凛とした表情…。ステージに立ったチョ・スンウはまさにジギルそのもの。有能な医者にして科学者であるジギルが精神病で苦しむ父を助けるために人間の精神を分離させ、精神病患者を治療する研究を始める過程を淡々と演じ、観客を1885年のロンドンの世界へと惹きこんでいきます。
しかし、人間を対象に臨床実験をする段階で、取締役会の強い反対でジギルの研究は却下されると一転。自分を対象に実験をし、精神が善と悪に分離され、ハイドへと豹変するのです。ハイドと化したチョ・スンウは声も表情も全く別人。自分の意見に反対した人たちを次々と殺害していく姿には、狂気さえ感じました。
日本での初公演に、チョ・スンウは事務所を通じて「コンディションがあまり良くなく、最高の公演を見せられなかったのが残念」と控えめなコメントを発表しましたが、25歳という年齢を感じさせない、熟した演技に、1400人の観客はスタンディングオベーション。韓国ミュージカルの可能性とチョ・スンウの実力を見せつけたステージとなりました。

チョ・スンウはヨン様以上!?…次ページで!>>
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます