年が明けたらお別れデス
ハナ肇とクレイジー・キャッツ BEST★BEST [Special Edition] ※ハナ肇、植木等、谷啓、犬塚弘、安田伸、石橋エータロー、桜井センリの7人からなる“黄金の7人”。収録曲は基本中の基本です。 |
新春の特番もその一つ。絢爛豪華でスター総出演のバラエティは、お正月のお茶の間をいっそう華やかにしてくれました。その代表格ともいえるのが、フジテレビの看板番組として君臨してきた「新春かくし芸大会」です。
1964年にスタートして以来、半世紀を超えてテレビ史に燦然と輝く名物番組ですが、2010年元旦放送の「新春かくし芸大会FOREVER」をもって、幕を閉じることに。ここでは、テレビ史、芸能史の中でも大きな役割を果たしてきたメモリアル・プログラムの歩みを、スペースに限りある中、精一杯振り返ってみたいと思います。
高度成長期ど真ん中に誕生
第一回放送時の正式タイトルは「新春ポピュラー歌手かくし芸大会」。放送時間も16:45からの70分と、いま考えると短く思うかもしれません。ただ当時の番組としては、大型番組の部類で、何より渡辺プロの人気者総出演という豪華さが、注目を集めます。演目は、まんざい、三味線、日舞、ギター演奏などなど。リアルなまでに“かくし芸”でしたが、歌手が歌以外の芸を見せること自体が珍しかったこともあり、次第に「これを見ないとお正月を迎えた気がしない」と言われるまでの名物番組に成長していきました。
当時の映像はほとんど残っていないとされていましたが、今回の記念番組では懐かしい映像にもお目にかかれそうです。おそらく・故ハナ肇所蔵のビデオライブラリーの中から公開されるのでは。これを見逃すといつ見られるか判らないので、要チェキ!! です。
かくし芸といえばあの人ですが……