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フジ「バラエティルーツの旅」に異議あり!?(2ページ目)

2月28日に明石家さんまのMCで堂々4時間越えの超拡大版でオンエアされた、フジテレビのバラエティを振り返る特別番組。大変堪能しましたが、昔ながらのTV好きの1人として、ちょっと意見を差し挟みたくなって…。

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

ルーツは欽ちゃん、ドリフ、クレージー

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番組のコンセプトは「いま放送中の人気バラエティやキャラのルーツを探る」というもの。数十人の人気芸人がひな壇に密集というスタイルで分かるとおり、正確さを求めるものではなく、「はねトビ」のルーツが郷ひろみ、にしきのあきらといった、明らかに笑いに走ったコーナーもありました。

なので、他のルーツ探しもそれほど厳密ではないんでしょうが、どれも妙に理路整然としてたので、信じる方も少なくないのでは。という訳で番組レビューを兼ねて、指摘されたルーツへの異議および補足を述べさせて頂きます。

まず冒頭に紹介された、生のお笑い番組のルーツが、クレージーキャッツの「おとなの漫画」というのは異論のないところ。ただ、ご存知の通り、50年前のテレビは、その大部分が生放送だったわけですが…。

70年代はドリフの時代

コントキャラのルーツがドリフターズというのも、ギリギリセーフかもしれません。その昔は「母と子のフジテレビ」というキャッチフレーズだったくらいで、本格的バラエティの制作に積極的になるのは「楽しくなけりゃテレビじゃない」の80年以降のようです。

納得できないのが、羞恥心のルーツがイモ欽トリオだってこと。男性3人組でひと昔前の青春ぽい歌謡曲というスタイルから見て、直系であることは間違いないのですが、フジ50年の歴史の中で見ると、ルーツをさかのぼれる気はしますが。

ということで、当ガイド独自の調査でフジテレビ50年の歴史をひもといてみました(笑)。81年デビューのイモ欽トリオ以前に誕生した番組初のアイドルユニットといえば…。

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