一年を締めくくる癒し系番組
『心はロンリー 気持ちは「…」』(フジテレビ) 俳優・さんまの原点といえる作品。もちろん爆笑できます |
いっそのこと、そんな不幸を笑ってしまおうというのが、ご存知『明石家サンタ』(cx系)。今年は『明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2007』のタイトルで、いつものように、ひとり寂しくXマスを過ごす方に向け、「不幸話」という名の癒しのメッセージを届けてくれます。
定番で安心できる面白さ
放送は12月24日の深夜0:50~3:05。MCはいつもの、明石家サンタ(×マ)と八木亜希子。これは1990年のスタート以来変わらない、不動のカップリング。また、村上ショージ、松尾伴内、木田優夫の3人もレギュラーに定着。何をする訳でもないのに、3人を確認するだけでホッとする人も決して少なくないでしょう。番組の趣旨としては、司会の2人が電話をかけて視聴者からの不幸話を聞き、本当に不幸と判定されれば、明石家サンタから高級自動車や海外旅行などのビッグなプレゼントが贈られます(中にはハズレや、決してビッグではないプレゼントもあるのはお約束)。
ただ実際は、視聴者の話がどれだけウケたかで合格か不合格かに分かれてしまうのも、毎年ご覧になってる方ならご存知の通り。素人にまで面白さを要求する「お笑い怪獣」の本領(本性?)発揮です。
後のお笑いトーク番組のルーツ
明石家さんまがトークに笑いを追い求めるバラエティといえば『踊る!さんま御殿!!』(NTV系)が代表的ですが、これが始まったのが97年。もとになった『恋のから騒ぎ』(NTV系)でさえ94年開始ですから、テレビでトーク技術にこだわり始めたのは、この番組からかもしれません。テレビの前で見ていて、一度は思うのが「あれだったら自分の話の方が面白いのに」。ということでしょうか。それでしたら、そんなあなたのために、次ページでは「明石家サンタで合格の鐘をならす方法」を、じっくり考えていきたいと思います。
そんなの判れば苦労はないと、突っ込みたくなる気持ちも分かります。ご安心ください。当ガイドは以前、某雑誌で「クイズ・ミリオネアで1000万円獲得する方法」という記事を書いたこともあるんですから(って、説得力ねぇ~)。
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