いつの時代も子供は一緒!?
まるちゃん登場人物の中でも人気の高い、”はまじ”こと、浜崎憲孝さんの著 |
例を挙げると「ちびまるこちゃん」の中で、いつもフザけてばかりいる"はまじ"のような少年です。ちなみに、彼には実在のモデルがいて、エッセイまで出版しています(写真参照のこと)。
あのマンガの影響もあってか、勝手に昭和のあの時代だから"はまじ"はバカをやれたんだと思い込んでいたのですが、それは明らかな勘違いでした。いつの世でも、必ずクラスに一人はお調子者が存在してたようです。
いつの世も「大人は分かってくれない」のか?
そこから、さらに気付いたことは、当然といえば当然のことかもしれません。つまり、昭和の子供たちが夢中になって見ていた「全員集合」や「ひょうきん族」と、現在の「エンタの神様」の間に、それほど大きな違いはないってことです。ギャグの内容は違っていても、子供たちが夢中になり、それを苦々しく思っている親の世代がいるという構図は、全く変わりません。そう考えてみると、「全員集合」なんか見ちゃいけないと親に言われ「大人は分かってくれない」と文句を言ってた子が、大人になって「エンタの神様」の批判をしているってのは、一体なんなんでしょうか?
最近、テレビを中心にして「子供のことをもっと知ろう」というキャンペーンを目にします。それらでは「どんな教科が得意か?」とか「将来、何に成りたいか?」などの、比較的納まりのいい質問をしていこうという趣旨のようですが、「どんなお笑いが好き?」とか「カラオケでは何を歌う?」なんてことを知っておく方が、家族が繋がっていくためには、ある意味重要な気もします。
何より、必要な情報を子供から聴取するよりも、そういったある意味「どーでもいいこと」を聞いたり、逆に自分が好きな芸人の話をしたりする方が、親子間のコミュニケーションがうまく行ってるのでは。GW中に揃ってお笑い番組を見ながら、「あれが面白い」「これはイマイチ」なんてことを話せる家族って、なかなか素敵だと思いますよ。
【関連サイト】
“エンタの神様”について考える(All About お笑い・バラエティ番組)