さまぁ~ずの参加が番組を変えた
「内村プロデュース」~創世紀~あの頃キミは若かった!!伝説の爆笑企画&門外不出の秘蔵映像 |
番組は、基本的に「内村vs芸人集団」の形を取ることが多く、そこで芸人集団のリーダー役を務めてきたのがさまぁ~ずであり、特にいつものツッコミとは一味違うハジけた面白さを発揮したのが三村マサカズでした。「最初は普通のクイズに答えてたんだけど、そのうち大喜利になってきて、しかも少しずつ、お題のハードルが高くなっていった(笑)」(三村)。
一見、和気あいあいとした現場ながら、同時に芸人にとってはとんでもない「修羅場」だったことは、次の発言からも分かります。
三村:
芸人に面と向かって「何か面白いことやってください」って言う番組は、他にないですよ。
内村:
それって、よく考えたら相当ひどいよね(笑)。
大竹:
三村なんて、笑わせようとして、じん帯切っちゃいましたから。
いろいろな角度から楽しめる「伝説の番組」
当初から出演していたふかわりょうは「内Pはドキュメンタリー番組だ」と良く言っていたとか。確かに芸人の素の部分がこれほど表に現れて、しかも爆笑できる番組は、それまでにありませんでした。「大喜利なんかで過酷なお題が出ても、みんな真剣に何とかして面白くしようと頑張ってるところがいいのかも」(内村)。
最後にファンの方へのメッセージを伺うと、
内村:
おかげ様で、多くの方に見ていただいてますが、好評だったら、スベってる所も入れて、まだまだ出していきたいですね(笑)。
三村:
5年間の芸人の歴史が分かるDVDだと思います。
大竹:
見方としては、いっぺんに見るのは止めた方がいいですね。今日はここまでと決めて、少しずつ見てほしいです(笑)。
ドキュメンタリーとして見るも良し、練りに練ったバラエティとして見るも良し。もちろん、スベってしまった芸人中心に見るイジワルな見方もOK。誰でも気軽に見られるけど、実はマニアックにも楽しめる『内村プロデュース』。番組内のテロップでしばしば使われ、実は出演者にとっては照れ臭い言葉だったそうですが、まさに「芸人魂」が感じられる作品なのです。