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「アイドル番組」はなぜ消えたの?

バラエティを華やかに彩るアイドルは、今も様々な番組の中で大活躍してます。なのに、そんな彼女、彼らが主役の「アイドル番組」は、いまや絶滅寸前。いったいどうして?

広川 峯啓

執筆者:広川 峯啓

お笑い・バラエティ番組ガイド

その昔、歌手である事がアイドルの条件だった

 
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バラエティ番組といっても、その内容は固いものから柔らかいものまでさまざま。そんな中で最近すっかり見かけなくなったジャンルに、アイドル番組があります。

こう書くと「スマスマ」があるじゃんと、反論される方も大勢いらっしゃるでしょう。確かにSMAP、TOKIOから若手のKAT-TUNまで、ジャニーズ系タレントの人気は健在で、番組も高視聴率を獲得しています。

ただここでは、アイドル歌手、アイドル声優、ネット・アイドルといった使い方に代表される女性アイドルの番組に付いて考えていきたいかと。ジャニーズ系については、また機会を改めて、書いてみたいと思ってます。

今もあげた様に、アイドルの種類にもバリエーション有りまくりな昨今ですが、ひと昔前は「アイドルといえば歌手!」に決まってたものでした。天地真理、麻丘めぐみ、南沙織、浅田美代子など、70年代中盤からアイドルの曲がヒットチャート上位に並び始め、同時に彼女達がメインの番組も登場しました。この辺りが、アイドル番組第一期でしょう。
 

日本のアイドル起源は1970年代



「真理ちゃんとデイト」や「ひーふー美代ちゃん」からはじまり、キャンディーズがメインの「みごろ! たべごろ! 笑いごろ!!」やピンクレディーの「ピンク百発百中」(なんちゅータイトルだ!)といったアイドル・バラエティが、70年代後期を彩りました。

そして80年代に入ってからは、小泉今日子、堀ちえみほかがメインの「パリンコ学園」松本伊代、柏原芳恵の「ピンキーパンチ大逆転」などを経て、一大旋風を巻き起こした「夕焼けニャンニャン」へ。こうしてアイドル番組は時代と共に脈々と受け継がれていきました。

そしてアイドル全盛期80年代へ
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