お笑い芸人だから ~職業を逆手にとる~

3つ目の要素は「お笑い芸人だから」です。えっ?当たり前じゃない?と思うかもしれませんが、これはなかなか大きな要素です。以前も記事でとりあげましたが、(「お笑い芸人」の社会的位置付け)お笑い芸人は何かと低い地位に見られがちです。厳格なお父様方にとっては娘を嫁に出したくないこと山の如しです。しかしそんなお笑い芸人だからこそ、他の特技を併せ持っていると急激にカッコよく見えたりします。例えば、

“お笑い芸人なのに、すごく唄が上手い” レギュラーの松本君など
“お笑い芸人なのに、やたらと知識が豊富” くりぃむしちゅーの上田晋也など
“お笑い芸人なのに、運動神経が良い” ペナルティのワッキーなど
“お笑い芸人なのに、英語がペラペラ” パックンマックンのパックン

このように「お笑い芸人」という職業のイメージと本人の特技に大きな幅がある時、周囲から、特に女性からの注目度も高く、強力な武器となります。劇場版「ドラえもん」を観て“ジャイアンなのに優しい”という意外性に恋心を抱いた女性も少なくないと思います。それと同じパターンです。

「お笑い芸人」の強みを活かしてモテることに成功した芸人の図。
お笑い芸人の強みを活かし、モテることに成功した勝ち組芸人の図。
はい。ということで、今回は3つの切り口からお笑い芸人が「モテる」理由についてまとめてみました。「表向き」と「素」の表情が違ったり、集団の中で空気を敏感に察知したり、職業としてネガティブな「お笑い」の要素を逆手に取ったりという部分なわけですが、そうはいってもこれらの距離感はあくまでも限定的な距離感です。多くの人がお笑い芸人と身近で触れ合うわけではないですし、視聴者としてテレビでお笑い芸人を観るのは至極日常的な行為です。


次回の後編では、視聴者と出演者の関係を乗り越えて、お笑い芸人に近付こうとする人に注目してみます。つまり、お笑い芸人を語るうえでは外すことのできない「おっかけ」と呼ばれる女の子達です。

お笑い芸人を愛するあまり、彼女たちは思いも依らぬアグレッシブな行動に出たりします。いったい何が彼女たちを突き動かすのか?そこまでさせるお笑い芸人の魅力とはなんなのか?そのあたりを分析してみたいと思います。

【関連サイト】
・関連リンク集 お笑い文化論


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