第3位 「1、2、3、4、やったぜカトちゃん!ぐるっとまわって、ウンコチンチン」
加藤茶

伝説の番組「全員集合」
カトちゃんをはじめ、「全員集合」にはあらゆるギャグと普遍の笑いがふんだんに盛り込まれていますね。
ぐうの音も出ません。「ウンコチンチン」ですよ。カトちゃんにオブラートをあげたい。アウトかセーフでいったら完全にアウトですからね。それでいてゴールデンタイムでこれをサラッとやってしまうカトちゃんの偉大さ。下ネタの治外法権とでも言いましょうか。1、2、3、4と数をカウントしようが、ぐるっと回ろうが、結局「ウンコチンチン」です。この言葉の前ではあらゆる動作が跪きます。「ウンコチンチン」、小学校の男子のノリですよ。「ウンコチンチン」。安易にもほどがあります。「ウンコチンチン」。あ、でもなんかいっぱい言ってたら、もはや下ネタじゃない気がしてきました。

とはいえ、どう考えたって子供以外に流行る予感のしないギャグ。しかし心を揺さぶられるのはむしろ大人のほうかもしれません。誰もが思いつくけど、誰もやらない。まさに人間の盲点をついた珠玉のギャグといえるでしょう。


第2位 「パロパロ鼻うがい」 松村 邦洋

松村邦洋の書籍「デブの真実」
ギャグ・モノマネ・リアクションと実は器用な松村邦洋
「バウバウ」「ピロピロ」に続き生み出された渾身のギャグ。私の中では松村邦洋「ギャグ3部作」になっているのですが、いかんせん一般的な知名度が低いこの「パロパロ鼻うがい」。ギャグっていうか鼻でうがいするだけなんですけどね、実際。お笑い界広しといえど、ギャグをし終わった後に真剣に苦しそうな顔になるネタは「パロパロ鼻うがい」をおいて他にないでしょう。やる度にむせるギャグ。それでいて体を張る割りに大きな笑いには繋がらない。追い討ちをかけるように「パロパロ」というなんとも間の抜けた言葉が、いたたまれない雰囲気で包み込みます。「どうして彼はこんなことをするんだろう?」観る者をそんな気持ちにさせる悲劇と、本人ですら本当はやりたくない感が相まって秀逸な作品に仕上がっています。最近ではメッキリお目にかからなくなりましたが、今年あたり、その封印を解いてもらいたいものです。

さぁ!それではいよいよ1位の発表です!