30年以上の歴史を持つ「恋愛バラエティ」

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「恋愛バラエティ」みたいな恋したい
報道番組よりの硬派な作品から、思わず抱腹絶倒させられるお笑い番組まで、一口にバラエティといっても、その内容はまさに多種多様。それぞれのジャンルが、時代のニーズに合わせて巧みにスタイルを変えながら、激しい視聴率競争の中を生き抜いてきました。

そんな中にあって、ベースにある古典的かつ普遍的なテーマをしっかりと守り続けてきたのが「恋愛バラエティ」です。ある日、男の子と女の子が知り合って、フォール・イン・ラブ!! その模様を温かく見守りながら、時には後押しする司会者たち。約30年以上も前に生まれたこの基本コンセプトが、今も多くの視聴者を夢中にさせているというのは、実は驚くべきことなのでは。

バラエティの世界には、アメリカの番組をお手本にしたものが多い(というかほとんど)ですが、この恋愛バラエティに関しては、全くのニッポン・オリジナルということも、ぜひとも強調しておくべき事実でしょう。

というわけで、テレビ・バラエティの黄金時代に突如生まれ、時代とともにその姿を変えながら、今も高い人気を獲得している恋愛バラエティの系譜を、数々の名作番組をピックアップしていきがら、振り返っていきたいと思います。

「恋愛もの」のルーツは関西!!

ここでいう「恋愛バラエティ」とは、おもに一般の若い男性、女性が出演する視聴者参加番組として括っています。恋愛をテーマにした番組自体は、ドラマはもちろんですが、バラエティ番組としても、それこそテレビ創成期からありました。

ただその殆どは俳優、タレントなど有名人の恋愛から結婚への経緯をインタビュー形式で紹介するといったもので、普通の男女の恋愛が番組として成立するなんて、当時の誰もが思いもしていませんでした。

はじめて素人と恋愛を結びつけたバラエティを思いついたのは、関西の放送局でした。古くから、一般の家族が登場する『夫婦善哉』『おやじバンザイ』などの視聴者参加番組で人気を得ていたことを受けて、1960年代後半には、男女ペアの出場者が2人のなれそめを語った後にデュエットをする『アベック歌合戦』や、あつあつカップルが登場する、タイトルもそのままズバリの『ただいま恋愛中』なんていう番組が人気を集めていたのです。

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