公演中に試験が当ってしまった組、これは悲惨でした…。
朝、劇団で振付をし、その後楽屋入りして公演をし、お風呂に入り、その後また劇団に行って試験。
疲れている、忙しいのもツライのですが、何が一番ツライって、公演をしている間に“試験の振りを忘れてしまう”“振りの稽古ができない”ということ。
だって、公演でも稽古でもない組は、寮の稽古場や同期の家に集まって、振りの確認や稽古をしたりできます。
試験のための準備時間、ココロの余裕がたくさんあるわけです。
ところが、公演中の組はそれができない。
少しでも何とかするために、出番の合間などちょっとでも時間があれば、楽屋の隅っこや奈落に同期で集まり、振りの確認をしていました。
稽古中の組も悲惨です。
朝、試験の振付を受け、昼間、次の公演の振付を受けたりなんかすると、もう、何がなんだかわからなくなります。半べそ状態ですね。
同じ課題なのに、条件は同じではないという点が悲しくもあり、また暇な組は「今年はラッキ~!」でもあったりするわけです。
実際のところ……受ける生徒たちは、試験というものの重みを感じつつも、お祭り騒ぎ!ってところでしょーかね。
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