試験の楽しさ…?
【111号 2003年4月18日発行】
現役の時、試験についてどう思ったか……?
「なんで…わざわざ…」このひと言です。
だって研1ならいざ知らず、研5ともなると、個々の力量はスタッフもわかっていると思うし、新公やバウで主役を与えられている人もいたりしますし。
でも前回の試験後、苦手な分野をものすご~く頑張ってレッスンし、成績をぐい~んと上げる人もいます。
こうした生徒の頑張りを、スタッフは知りたいと思うだろうし、また、みんながそう頑張るために試験はあるのではないかな?
試験にも楽しみがありました。それは……同期生全員が集まれること。
記事にも書きましたが、4組時代は同期生全員で試験を受けました。
同期が全員集まるということって、結構ないのです。
生徒全員が出演する何かのイベントか、年に一回の女子会総会ぐらい。でもこれは、同期のみではありません。
同期会でもすれば別ですが、同期だけで集まることは本当に試験ぐらい。
おまけに、振付をいっしょに受けたりするのは、初舞台の稽古以来。試験以外ではありません。
だからなんだか、ワイワイガヤガヤと。緊張の中にも楽しさがある3日間でした。
驚くこともたくさんあります。それは、他の組の同期の成長。
同じ組の同期のことは日々感じていられますが、他の組ともなると、舞台を観るだけではなかなかわかりませんものね。
「あの子、ダンスが上手くなったなぁ……」とか「すっかり男役らしくなっちゃって~」とか。
これはうれしいと同時に、とても刺激になりますね。
大変だったのは……試験のスケジュールです。
4組時代のスケジュールを説明しますと…
●1日目――ダンス。
朝……振り付け。夜……試験
●2日目――日舞
朝……振り付け。夜……試験
●3日目――芝居&歌
夜……芝居&歌
朝というのは、だいたいAM9:30頃~11:00頃。夜というのはPM18:00頃から。
なぜ昼間が空いているのかと言うと、公演中の組はその間公演しているからです。
稽古中の組ももちろん稽古。