「宝塚ファン」ではメールマガジンのバックナンバーを公開していません。また申し訳ありませんが、再発行もできません。ですので不定期に、バックナンバーを少しずつご紹介いたします。(中略)



新人公演の衣装番外編

【81号 2002年9月27日】


さて——新公衣装番外編。

上級生のお衣装を借りるということは、これ、めちゃくちゃ神経使います。
それ以前の衣装合わせ、これも、めっちゃ気ィ使うちゅーねん!


記事
で「サイズが合わなかったらお直ししてもらう」と書きましたが、お直しした方がいいのだけれど、お直ししづらい……という複雑な時があるのです。

衣装合わせをしたら本役さんにお礼も兼ねて報告します。
その時にお直しする箇所があればそれも細かく報告。
例えば……「丈を何cm上げさせていただきます。」とか「ウエストを何cm出させていただきます。」とか。

で、報告しづらい場合……つまりお直ししづらい場合というのは「丈を何cm出させていただきます。」とか「ウエストを何cm詰めさせていただきます。」とかいう場合。


上記との違い、わかります? 
これは本役さんに対して「私はあなたよりも背が高いのよ~足が長いのよ~」「私はあなたよりウエストが細いのよ~」と言っているも同じな感覚なのです。だから言いづらい。


衣装部さんもそれをよくわかっています。
だから「ちょっとウエスト大きいけれど、これでイケるか…」と、お直ししない方向に持っていってくれるのです。
とにかくお直しは少ない方がいいわけです。
でもあきらかにお直ししないとダメな場合は、何がどーであれしますよ。


例えば……私、レモンさん(宝純子さん)の役をやらせていただいた時があります。その時は女役をやっていらしたのですが、レモンさんは本来男役さん。これはもう、身長からしてだいぶ違います。ウエストも詰めました。

その時以外は不思議なことに、お直しナシでお借りしていましたね。
ミオリさん(御織ゆみ乃さん)とかタラちゃん(水原環さん)のような華奢な方のお衣装になぜかよく当たってしまい「私が着終わった後は布が伸びているんじゃないか…?」と心配でしたが……。
幸運なことに、新公で衣装を借りることに関してはさほど問題もなく過ごせました。