手塚治虫氏原作の「リボンの騎士」が「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」として上演されます。
8月1日(火)~8月27日(日)
新宿コマ劇場
※追加公演 8月24日(木)18:00 / 27日(日)16:00
原作 | 手塚治虫 |
監修 | 植田紳爾(宝塚歌劇団) |
脚本・演出 | 木村信司(宝塚歌劇団) |
音楽 | 甲斐正人 |
スーパーバイザー | 手塚 眞 |
出演 |
モーニング娘。(吉澤ひとみ/高橋 愛/小川麻琴/新垣里沙/藤本美貴/亀井絵里/道重さゆみ/田中れいな/久住小春) |
美勇伝(石川梨華/三好絵梨香/岡田 唯) | |
マルシア | |
箙かおる(宝塚歌劇団) | |
特別出演 |
安倍なつみ/辻 希美/松浦亜弥 |
・全席指定S席9,500円/A席5,000円
・問:新宿コマ劇場 TEL.03-3200-2213
手塚治虫と「リボンの騎士」
「リボンの騎士」は1953年1月~1956年1月 「少女クラブ」(講談社)にて連載された、日本における初めてのストーリー少女漫画でした。
ヒロインのサファイアは……マントをひるがえし白いタイツ姿、馬にまたがり剣で戦う男装のお姫様。
宝塚歌劇をこよなく愛した手塚治虫先生が、宝塚歌劇をイメージして描きました。
サファイアのモデルとなったのは、現在女優としてご活躍中、元宝塚娘役の淡島千景さんだったとも言われています。
「リボンの騎士」は1967年よりテレビアニメでも放送されました。その時サファイアの声を担当されたのは偶然にも元タカラジェンヌの太田淑子さん(宝塚時代の芸名―若樹美乃里)でした。
宝塚歌劇の大ヒット作、池田理代子氏原作「ベルサイユのばら」の脚本・演出をし、今回、監修をした植田紳爾氏もおっしゃっていますが「宝塚歌劇団でリボンの騎士を!」という思いは、歌劇団のスタッフの中にもありました。ファンの方も同じでしょうね。
しかし、宝塚の舞台の主役は必ず男役。男装はしていても、あどけなく可愛らしいサファイアは、男役が演じるには線が細すぎます。同じく男装の麗人の「ベルサイユのばら」のオスカルほどの凛々しさや強さはありません。
そして、手塚氏がご覧になっていた頃の宝塚の男役の理想像と、その後の男役の理想像が変化していったのも大きな要因の一つでしょう。
なのでこれまで宝塚歌劇団での「リボンの騎士」上演には至りませんでした。