一般的に「ダブル・キャスト」「トリプル・キャスト」と言われ、一つの役を数名の役者が交代で演じる場合の公演を、宝塚では【役替わり公演】と言います。
6月25日より始まる月組宝塚大劇場公演『飛鳥夕映え』は、それに当たります。
この役替わり公演は、そう度々行われるわけではありません。
皆様の記憶に新しいであろうここ数年の役替わり公演は……
1999年 雪組公演 『ノバ・ボサ・ノバ』~盗まれたカルナバル~ |
2001年 宙組公演 |
2002年 特別公演 |
2004年 宙組公演 |
【役替わり公演】と一口で言ってしまいましたが、大きく2つに分けてみましょう。
1)取替えっこ型
例――『ノバ・ボサ・ノバ』~盗まれたカルナバル~
安蘭けい
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成瀬こうき
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朝海ひかる
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マール
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4/2~4/13
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4/15~4/27
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4/29~5/9
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5/10
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ブリーザ
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4/2~4/13
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4/15~5/9
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5/10
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メール夫人
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4/2~4/13
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4/15~4/27
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4/29~5/10 |
ご覧の通り、A役が終われば、次はB役。
この3名の生徒は、公演期間中、どれかの役を演じているというわけです。
『ベルサイユのばら2001―フェルゼンとマリーアントワネット編―』も同様で、 “オスカル”“アンドレ”の2役を、彩輝 直さんと水 夏希さんが交互に演じていました。
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