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ネックレス、イヤリング、ブレスレット、指輪、ブローチ、髪飾りetc。それから男役さんのカフスなど。
驚くことにそのほとんどが自前。歌劇団からの支給ではありません。自分で用意するのです。(だから出費がねぇ…ツライ。)そして生徒さんたちは“どの場面でどんなアクセサリーを付けるか”を自分自身で考えるのです。
これは公演ごとの作業なので大変。一つの公演で付けるアクセサリーは何点もありますし。特に娘役さんはね。悩みの種ではあるけれど、でも案外、楽しかったりもします。やっぱり女性ですから。
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どのアクセサリーを付けるか……舞台で付けるのですから、私服のアクセサリーを決めるようにはいきません。
どんな基準で選ぶのか、ご紹介しましょう。
☆役柄
芝居の時代設定や役柄に合うものを。古い時代のものだと、資料や映画などを参考にしたりします。
また相手役さんとのバランスも考えます。
☆衣装・カツラ
稽古中の“衣装合わせ”で、自分が着る衣装のデザインや色がわかります。胸の開き具合や袖の長さ、カツラのデザインや色に合うものを。