10月11日に星組トップスター・香寿たつきさんが次回作にて退団すると宝塚歌劇団が発表し、15日には退団記者会見が行われました。
「トップになることが夢だった…。思い残すことはない。そしてトップになるとわかった時点で、いつ辞めてもいいと思っていた。」と笑顔で話した香寿さん。
香寿たつきさんは、前トップ・稔 幸さんの後任として、次期星組トップに2001年1月に内定されました。同7月に専科より星組に組替え。
11月に『花の業平』『サザンクロス・レビューII』(東京公演のみ)でトップスターお披露目公演。
2002年4月~8月『プラハの春』『LUCKY STAR!』に出演、
9月~10月には中国ツアー公演に出演。
そして次回作の『ガラスの風景』『バビロン』―浮遊する摩天楼―(11月22日~12月24日宝塚大劇場、2月14日~3月23日東京宝塚劇場)がサヨナラ公演となります。
また、相手役である娘役トップスター・渚あきさんの同時退団も発表されました。
渚あきさんは、前娘役トップ・星奈優里さんの後任として、次期星組トップに2001年5月に内定。9月に花組より星組に組替え。星組娘役トップとして、その後は香寿さんと同じ舞台歴です。
昨年は真琴つばささん、稔 幸さん、愛華みれさんの3名が、そして今年は匠ひびきさん、絵麻緒ゆうさんが退団しました。さらに娘役トップは、星奈優里さん、月影瞳さん、紺野まひるさんが退団。現在花組トップ娘役の大鳥れいさんも来年2月に退団が決まっています。
この2年、トップスターが退団するサヨナラ公演と、新トップのお披露目公演のなんと多かったことでしょう。中でも匠ひびきさん、絵麻緒ゆうさん、紺野まひるさんは、トップスターとしてわずか1作品での退団でした。
香寿&渚コンビは2、5作品(中国ツアー公演を除く)での退団となります。1作ではないものの、決して長いとは言えないトップ在任期間。
香寿さんはトップ就任時に研16、渚さんは研14でした。「遅咲きのトップスター…」などと言われたこの辺りが、一年半という短期トップにつながる理由となったのでしょう。