話題になるのが競争率。 「東の東大、西の宝塚」と言われるだけあり、毎年高い倍率で、過去最高は82期生(1994年)の48.2倍でした。
近年の倍率は以下の通りですが、宝塚音楽学校入試改革が行われた2009年度より、受験者数は増えています。
103期生(2015年)――26.6倍
102期生(2014年)――26.6倍
101期生(2013年)――22.03倍
100期生(2012年)――23.1倍
99期生(2011年)――23.5倍
98期生(2010年)――25.7倍
97期生(2009年)――27.65倍
96期生(2008年)――21.35倍
95期生(2007年)――19.18倍
94期生(2006年)――20.48倍
93期生(2005年)――19.68倍
合格発表から入学式へ
40名の合格者。彼女たちはその興奮も覚めやらぬまま、入学へのすべての手続きが、合格発表後すぐに行われます。校長先生よりお祝いの言葉が述べられた後、グレーの制服や帽子、黒紋付や緑の袴の採寸があります。授業に必要な稽古着や持ち物などの詳細が伝えられ、自宅から通学できない生徒は、すみれ寮への入寮手続きも行います。
“タカラジェンヌになれた!”という思いが少しずつ少しずつ実感できるのは、この時でしょう。椅子に座って話を聞いていても、憧れのグレーの制服の採寸をしてもらっている間も、心ここにあらず……といった感じで、ぼーっとしていた記憶がありますね。