会員へのチケット取り扱い。楽屋にお弁当や飲み物を差し入れする。楽屋に入る又は出てきた生徒をガードする。会報を発行する。グッズを作り販売する。お茶会を企画する。必要であれば、生徒さんの送り迎えや雑用に至るまで。
宝塚にはマネージャーや付き人さんという存在がないため、それに近い役割を仕事ではなく無償の愛でやって下さっているわけです。そして多くのファンの方々をまとめるという役割を。
ガードひとつ例にあげても、これがなければ大変なことになるでしょうね。楽屋口はカメラや色紙を持った大勢の方々でごった返し、危険も伴います。
このように会の存在つまりファンの方々の存在は大切で、だから劇団は非公認でも、それを廃止することはないのです。
この会は生徒さん全員にあるのか……? 答えはNO。会のある生徒さんもいればない生徒さんもいます。
会が“ある”“ない”で、その生徒さんを計りにかけたくはありませんが、やはりどうしても“会がある=ファンが多い”と思われがちでしょうか。会のある生徒さんは、早い人で研3ぐらいから。
会員数はもちろんそれぞれ。正確な人数はあまり公表されません。
会は“代表さん”と呼ばれる方がまとめ役をし、そのサポートに“スタッフ”と呼ばれる方々が数名います。会員数の多い会では、スタッフの下にアシスタントと呼ばれる方々がいる場合もあります。そして一般会員の方々。
先ほどご紹介した会の方々のやられている事柄は、この代表さんやスタッフの方々が中心になって行われます。
ご存知のように宝塚歌劇は、宝塚と東京で常に公演しています。よって会も、宝塚と東京――西と東に分かれます。どちらかひとつだけの生徒さんもいれば、両方に会がある生徒さんもいます。両方にある場合は代表さんも違うわけで、会の名称も会員も違います。
入会金はそれぞれの会によって違いますが、約500円~1,000円。年会費は約4,000円~6,000円。
次回は――会への入会方法、入会したら……? ナドナドについてお話しましょう。
<関連サイト>
宝塚友の会
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