毎週金曜日朝に発行しているメールマガジン。皆様の口コミのおかげで購読者数もヒジョーに増えてまいりました。うれしい!
宝塚ファンではバックナンバーを公開しておりません。しかし「以前のコラムを読みたいの……オネガイ」というメールをよくいただきます。そう言われちゃったらねぇ……そこで! 発行済みメルマガ(コラムのみ)を、ほんの少~しご紹介します。
【17号 7月6日発行】
<~中略~>久々の宝塚テキWord。題して“股ゴム”! 股のゴム……? 股にゴム……? 「またお下品なコラムね……」そんな風に言わないで!これも衣装のひとつですから。
これは主に男役の衣装に付いています。下にシャツやブラウスを着ている衣装があるでしょ? 例えば燕尾やタキシード。踊ると、このシャツがどんどん上がってきちゃうの。そうすると胸やお腹の辺りがもっこりして、見た目カッコ悪い。それを防ぐために股ゴムが必要不可欠なわけ。
シャツの裾、右側左側にそれぞれ40cmぐらいのゴム――いわゆるパンツの白いゴム――が付いてる。そのゴムは前と後ろをつないで輪になっている(わかる? この説明で)。ここに足を通す。そうすると、足の付け根、つまり股!にゴムがくる。伸び縮みはするけど(しなかったらたまんない!)シャツと体がくっ付いてる状態なので、着くずれしない。
ポイントは着る時、絶対に股ゴムに足を通してからシャツを着る点。先にシャツを着ちゃうと、股ゴムに足を通すのは大変です。
娘役でもブラウス&スカートなんて衣装の時は、ブラウスに股ゴム付いてる。初めて股ゴム付きの衣装を着たときは変な感じだった。こんなところにこんな異物がぁ~! でもこれなしじゃ、ブラウスは全部出て来てしまうでしょう。股ゴムは偉大だぁ!
股ゴムひとつとっても、宝塚の衣装ってすごいと思う。退団後いろんな舞台に出たけど、股ゴム付きのお衣装にはお目にかかったことはない。いかにきれいに見せるか……衣装部さんはこれに賭けてるね。<~中略~>星子でした☆