富良野舞台はこれが最後?
フジテレビは開局50周年記念ドラマとして倉本聰脚本・富良野が舞台の『風のガーデン』を木曜22時枠で放送。東京の大病院に勤める緩和医療のエキスパートの麻酔科医・白鳥貞美(中井貴一)は自身が末期がんに。女性関係のもつれから妻を自殺に追い込んだため父(緒形拳)に勘当され、娘のルイ(黒木メイサ)と知的障害を持つ息子の岳(神木隆之介)も父が富良野へ引き取っている。死期が近づいた白鳥は富良野へ帰りドラマが展開する。
「『ガーデン』には三途の川の向こうに見える花園の意味合いがあり、どうやってそこへ行き着くのか、つまりどう最期の時を迎えるのかを、描いてみたい」、「富良野を舞台にしたドラマはこれが最後になるかもしれない。それゆえにこういった『人が最期に帰る場所』をテーマに選んだ」と倉本聰。
すでに昨年秋に脚本は完成し秋、冬景色の撮影にかかり4月中旬から俳優もロケに参加。今回のウリは妻が残し子どもたちが大切に育てているイングリッシュガーデン。2年がかりで365種の花が育てられ毎回花が1種類ずつ登場し、倉本オリジナルの花言葉が語られる。
ほかの出演に伊藤蘭、奥田瑛二ら。
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ドラマと映画でからみあう『赤い糸』
赤い糸(上・下2冊セット) |
まず連ドラが土曜ドラマ枠からスタート、初めの数話は映画のプロローグとしても成り立つ構成。そして連ドラ放送中に映画版が公開され、さらに連ドラの後半では映画のその後を描く。キャストとスタッフは両方共通。ドラマと映画ではそれぞれ楽しめるけど、二つ合わせると倍以上おもしろいという趣向。
原作の『赤い糸は』中学生の芽衣とアツシがドラッグやレイプ、自殺未遂など困難を乗り越えて結ばれるストーリー。
キャストは選定中、演出は『1リットルの涙』の村上正典が担当。
史上初の試みといっていますが、ヒーローもので昨年の『仮面ライダー電王』は同趣向をテレビだけ見ていてもわかり映画も見るとさらにおもしろい、とかなり高度にまとめ上げています。それ以上のデキで世間を納得させてくれるか?
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テレビ東京昼ドラはひと味違う
テレビ東京が10月から昼ドラに参戦。現在は昼は時代劇の再放送や海外ドラマなどを放送していますが、オリジナルの新ドラマを投入。昼ドラはTBS系やフジ系の東海テレビが制作していますが、テレビ東京の島田社長は「さわやかなものを期待している」とひと味違うものを狙っているようです。
また来年1月2日放送の新春ワイド時代劇は大河ドラマでヒットした橋田壽賀子原作の『おんな太閤記』を制作することもあわせて発表。脚本は金子成人が担当。
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