ドラマ/朝ドラ・昼ドラ・二ドラ

全国朝ドラ分布図(後)次の舞台を勝手に予想(3ページ目)

朝ドラの舞台を道府県別に分析するシリーズの後編。今回は過去の傾向から来年の舞台と設定を勝手に予想します。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

空白県を埋めにかかっている

さて、そこで来年の朝ドラの舞台の予想ですがその前に予想の前提として「いままで舞台になってないところ、またはかなり久しぶりなところになる」というのをあげておきます。

この傾向がでてきたのは初の沖縄、2001年の『ちゅらさん』から。ちゅらさん以降の16作とそれ以前の16作を比べると明らかに初めてやかなり久しぶりというのが増えています。『ちゅらさん』がヒットしたからなのか、それともNHKの方針として「全国くまなく」というのが打ち出されたからなのかは定かではありませんが。



空白度が最も高いところから

ということを踏まえて、予想しますとまずは空白度の最も高い埼玉でしょう。埼玉が舞台になってないのは東京に近すぎるからで、ストーリーとしてはそれを逆手にとってこんなのが考えられます。
「地方に住むヒロインは東京にいきたい!と家出するが、なにか勘違いをして埼玉で降りてしまう。これが東京かー、と思ったけどなんか違うとしばらく悩んで、ここは埼玉だ!と気づいてしまう。それでもそのまま住み埼玉のいいところをみつけていく」

「そんな奴はおらんで」と大木こだまに突っ込まれそうな気がしますが、朝ドラヒロインはかなりおちょこちょいぞろい、こんなことをしてもおかしくはありません。

鉄子の部屋

決定版 列島縦断 鉄道12,000km 最長片道切符の旅 Vol.1 北海道・東北・信越編
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または大宮に鉄道博物館ができたことにちなみ、「鉄子」なヒロインというのはどうでしょうか。『特急田中三号』はイマイチでしたが、朝ドラにはむいているような気がします。この場合のストーリーは「鉄道が好きなため新幹線パーサーなって成長、最終的には大好きなローカル線が廃線の危機になり救うために活動する」
この場合、ヒロインの相手役は、全線乗りつくし男・関口知宏以外にはいないでしょう。。

この設定は埼玉じゃなくても廃線の危機にあるローカル線のあるところでも可。モデルは「濡れ煎餅」で話題になった銚子鉄道だけど、銚子が舞台の『澪つくし』でさんざん出てきたので、再び舞台になるのは難しそうです。

次は「この県はネタが豊富」

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