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XX女対決、勝者は干物女・ホタルノヒカリ

まだまだ強い「王子さま」もの、XX女対決の勝敗の要因は、など夏ドラマ対決の行方は?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド

夏ドラマもまだ始まってない『スシ王子!』を除いて、すべて二話以上放送されてだいたいみえてきました。いつもの夏ドラマ分析を始めましょう。

グラフはいつもと同じく縦軸が記事を書いている時点で最新の7月16~22日の視聴率、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率はなにも見ていない段階での期待値だから、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけおもしろかったか(またはつまらなかったか)を示すはずです。


二、三匹目のどじょうはいた

視聴率トップを争っているのは『花より男子』大ヒットの後を受けた、少女コミック原作の「王子さま」もの2作。昔からいわれているように「柳の下にドジョウは三匹」まではいるようです。

根は同じだけど二作の雰囲気はかなり違います。
『花ざかりの君たちへ ~イケメンパラダイス』は王子さま要素にプラスして、イケメンを多数とりそろえてフジテレビらしく『ウォーターボーイズ』的にしさらに毎回、寮対抗戦が繰り広げられるところなどは『ハリポタ』を思い起こし、いろいろな要素をぶち込んでいます。
それに対して『山田太郎ものがたり』は主人公は貧乏なのに大金持ちと誤解されているという設定から『花より男子』のセルフパロディ的。しかもそれを演じる二宮和也もキャラも演技的にも王子さまよりは普通の男の方が似合っているし。また今まで映画『夜のピクニック』やNHKドラマ『すみれの花咲く頃』などマジめジミめ暗めの役が多かった多部未華子、それとは一転したハイテンション演技でこんなこともできるのか、さすが若手演技派と期待されるだけのことはあります。

『花ざかりの君たちへ』は全体にバタバタして「腐女子」限定という雰囲気に対して『山田太郎ものがたり』の方がもうちょっと視聴年齢層は高そうです。

次は「XX女対決の行方は?」

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