獅童で日テレ版『私は貝になりたい』
私は貝になりたい―あるBC級戦犯の叫び |
『わたしは貝になりたい』は捕虜の殺害を命じられたが、負傷させるだけにとどめた男が終戦後、軍事法廷で戦犯として死刑判決を受けることで戦争の不条理を描いた作品。
フランキー堺主演で1958年に現在のTBSでドラマ化され芸術祭大賞を受賞、テレビドラマ草創期の名作としてドラマの可能性を示した作品。その後、同じくフランキー堺主演で映画化、94年に所ジョージ主演で再ドラマ化、来年には中居正広主演で映画化されるTBSの持ちネタ。
今回、日本テレビがドラマ化するのはその『私は貝になりたい』の原案となった元陸軍中尉、加藤哲太郎さんの手記『狂える戦犯死刑囚』で、実際には絞首刑を言い渡されたもののその後、減刑され釈放された実話を描く。
共演に優香、市原悦子、飯島直子ら。制作担当は佐藤敦P。
中村獅童の主演は05年8月の『実録・小野田少尉 遅すぎた帰還』以来。『男たちの大和』など旧日本兵役が多い中村獅童、そういう顔なんでしょうか。
8月24日放送。
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次はスペシャルドラマ主演の高畑淳子
TBS系の中部日本放送・CBC制作のスペシャルドラマに高畑淳子が主演。保護観察処分を受けた少年らの社会復帰を助ける保護司を描く『ガラスの牙(仮)』。宮城県名取市の大沼えり子さんがモデルで平均年齢63歳という保護司に地元最年少の46歳で就任、地元FM局の司会も担当。司会の番組をテープで少年院に持ち込み再犯率を下げた実績を持つ。
高畑淳子は昨年の『魂萌え!』今年の『夫婦道』につぐ3作目のドラマ主演と絶好調。
共演は平泉成、田中要次、河合美智子ら。
10月6日14時放送予定。
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猿の次郎がつないだ結婚
『ムコ殿』『不信のとき』などを制作、原夏美名義で『東京湾景』の脚本、『スタートライン』など小説も書くフジテレビの栗原美和子プロデューサが猿回しコンビ「太郎次郎」の村崎太郎氏と結婚。二人の出会いは今年3月放送の『太郎と次郎~反省ザルとボクの夢』のモデルとプロデューサとして。栗原Pは「世界中の子供たちに笑顔をもたらせたいという彼の夢にひかれました」と結婚の理由をコメント。
ドラマ制作者と出演俳優の結婚ということはままありますが、モデルとの結婚というのはめずらしい事例です。猿回しがテーマだけにその指導でよりドラマ制作に深く関わったということもあるでしょうが。
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・フジテレビ→ドラマ→ドラマ関連ページ:栗原プロデューサーのブログ「クリPのドラマティックダイアリー」
・gooニュース:猿回しコンビ「太郎次郎」太郎氏結婚