アーティスト・福田沙紀の3枚目となるマキシシングル『幸せのテレパシー』(ポニーキャニオン)は好評発売中 |
「おませ」で「ボイン」といういささかイマじゃない表現は倉本聰によるものか、それともフジテレビの狙いか? 倉本聰は代表作の一つ『昨日、悲別で』で石田えりが演じる役に「オッパイ」とあだ名をつけた前歴があるので、やはり脚本家の考えでしょうか。フジテレビも巨匠相手にそう変なことはできないし。
「巨乳になるぞプロジェクト」
しかしその「ボイン」娘を演じる福田沙紀、事務所公式発表によるとバスト79cmともう一息。同じ事務所の原幹恵(バスト94cm)に「鳥の唐揚げとキャベツの千切りを食べると大きくなる」と聞いて実践中とのことです。「鶏の唐揚げとキャベツの千切り」で大きくなるのか? と情報の出所を調査すると「鶏の唐揚げ」は小池栄子が言い出し、「キャベツ」は平山あやで、それをいっしょにして広めたのがAll Aboutボディケアガイドの「巨乳になるぞプロジェクト」のようです。
さすがAll About!?
主演女優のバストサイズと視聴率は反比例?
さてドラマにおける「巨乳」というものを考えてみましょう。以前書いた記事で「男優・女優の身長問題をシンチョーに検討」にてドラマにおける主演俳優の身長についてデータに基づき詳細に分析したガイドとしては、ぜひドラマの主演女優のバストサイズを解析したいところです。しかしすべての女優についてデータが開示されているわけではないのでまことに残念ながら断念しました。その代わり、胸の大きさで売っている女優が、主演または女優の一番手である例を過去3年の連ドラ(朝、昼、深夜含む)について調べると以下の3人しか確認できませんでした。
・井上和香 『ガチバカ!』(TBS)『黒い太陽』(テレビ朝日)
・磯山さやか『2ndハウス』(テレビ東京)
・佐藤江梨子『新・人間交差点』(NHK)
『弁護士のくず』の女優一番手は星野亜希(ほしのあき)じゃなくてたぶん高島礼子、またちょっと違いますが「ナイスバディ」で売る藤原紀香あたりを加えても圧倒的少数、かつ視聴率を取ったという例はありません。どうも胸の大きい女優は、花を添える脇役としてはともかく主演女優としては視聴率をとりにくいようです。