要は起承転結時間割をパターン化しているのは2時間サスペンスに限ったはなしではありません。大メジャーのハリウッド映画だってそうです。約120分の間に大筋、開始~30分:舞台、登場人物を紹介30分~60分:主人公に問題が起こりピンチに60分~90分:あるきっかけで立場が逆転90分~120分:クライマックスにしろとシナリオの書き方を教える本にそう書いてあります。これって言い方を替えると「起承転結」なんですよね。一般受けするためには基本に忠実であれ、ということでしょうか。パロディをつくってる場合じゃない日本テレビ系のバラエティ『くりぃむしちゅーのたりらリでイキます!!』(木曜 19:58~)の人気企画「ベタドラマ」はドラマのパターンでみんなが「あるある」と思うベタな展開だけで構成されたパロディドラマです。8月24日放送分は「木曜ベタペンス劇場」。この記事の参考にならないかと見てみました。「首切り村」の鬼武者伝説通りに進む連続殺人の謎に名探偵・ベタ田一耕助が挑む、という一般的な2時間サスペンスではなく横溝正史ミステリーものの「ベタ」。ちょっと期待とは違っていましたが、ベタ田一を演じるのが「2時間ドラマの帝王」船越英一郎など凝っていて楽しめました。そしてラストは岩崎宏美の「聖母たちのララバイ」。盛り上がりましたけど、日本テレビはそんなことをする前に「火曜サスペンス劇場」を復活したほうがいいような気もするのですが……【編集部おすすめの購入サイト】Amazonでドラマの DVD をチェック!楽天市場でドラマの CD・DVD をチェック!前のページへ1234※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。