木曜日のドラマ『下北サンデーズ』 放映：テレビ朝日系 木曜21:00～ 7月12日スタート 原作：石田衣良 脚本：河原雅彦ほか 演出：堤幸彦 制作：桑田潔 主題歌：藤井フミヤ「下北以上、原宿未満」 出演：上戸彩、佐々木蔵之介、佐田真由美、山口紗弥加、石垣佑磨、竹山勝範、大島美幸（森三中）、寺島玲子、高部あい、古田新太、北村総一郎、藤井フミヤ 舞台は演劇の街・下北沢の小劇団「下北サンデーズ」。里中ゆいか（上戸）は大学入学と同時に劇団に入団。家賃28000円のボロアパートに住み、主食はパンの耳と劇団員の常で極貧の生活を送ることに……とこの時代、なにも持たないビンボーが美しいことではないかとテーマ「ビンボー」を描く。 『池袋ウエストゲートパーク』をつくったスタッフのうち、磯山Ｐ＆宮藤官九郎コンビは『木更津キャッツアイ』『マンハッタンラブストーリー』と「地名＋横文字」三部作をつくりましたが、原作者の石田衣良＋堤Ｄの方は別に進めてきました。堤Ｄは現在『TRICK』に渡辺謙主演『明日の記憶』とタイプのまったく違う映画を両方ヒットさせ絶好調です。 さて上戸彩の貧乏劇団員、いままでの路線とは全然違いますけど、劇団員のジャージ姿をコスプレとみればらしいといえなくもない。どっちだ？ らしい度：50％ 『花嫁は厄年ッ！』  放映：TBS系 木曜22:00～（初回は～23：04）7月6日スタート 企画原案：青月ぱそる「奥さまは毒舌」 脚本：秦建日子、栗本志津香 演出：池添博、谷川功 制作：志村彰、三田真奈美 出演：篠原涼子、矢部浩之、松嶋尚美、小沢真珠、小山慶一郎、佐藤仁美、平山広行、銀粉蝶、笹野高史、宇梶剛士、岩下志麻 32歳・本厄のアナウンサー竹富明子（篠原）が人気が落ちてニュース番組のメインからバラエティー番組に担当替え。番組企画で元カレ（矢部浩之）の実家の福島の桃農家に花嫁修業と偽って潜入することに。そこで待ちかまえるのは姑（岩下志麻）、嫁姑関係はただでさえややこしいのに、元カレと姑は断絶状態にありますます複雑な状況に。 篠原涼子も『アンフェア』でハードボイルドな女刑事をこなし幅広いところを見せましたが、定番は主婦か負け犬。この設定は両方の要素を見たしてます。姑役の岩下志麻も極妻から象印夫人まで幅広く、篠原涼子とは『マザー＆ラヴァー』で共演予定だったけど病気降板したことがあり（代役は松坂慶子）、なかなか興味深い対決になりそうです。 らしい度：90％ 『不信のとき～ウーマン・ウォーズ』  放映：フジテレビ系 木曜22:00～（初回は22:00～23:09） 7月6日スタート 原作：有吉佐和子 脚本：栗原美和子 演出：林徹、大木綾子、谷村政樹 制作：栗原美和子、林徹 主題歌：アン・ルイス「あゝ無情」 劇中歌：福田沙紀「グッド・バイ・マイ・ラブ」 出演：米倉涼子、松下由樹、石黒賢、杉田かおる、小泉孝太郎、宝積有香、麻生円、福田沙紀、江波杏子、高岡早紀、石田純一 道子（米倉）は広告代理店勤務の夫（石黒賢）の妻。ある日、夫の浮気が発覚、道子は愛人にに別れて欲しいと頼み込むが「妻を女としてみられないそうよ」といわれてしまう。３年後、道子は夫の気持ちを引きつけようとかわいい妻になろうとしていたが、そんな夫婦の間に銀座のクラブのママ・マチ子（松下）があらわれる。 『黒革の手帖』『けものみち』とすっかり悪女役が定着した米倉涼子が妻で、松下由樹が愛人と「らしさ」からいうとまるっきり逆で、意外性をねらってきました。米倉涼子にそれをこなせるか正念場です。有吉佐和子原作はしっかりしているので、脚本でヘンにひねくらなければいいのですが、そこが一番不安……。 らしい度：0％ |
ドラマ／夏ドラマ情報
「らしい度」で見る夏ドラマ(3ページ目)
最近のヒットドラマは主演のキャラが「らしい」のが主流。夏ドラマは「らしい」のと「らしくない」両極端にわかれています。そこで「らしい度」をキーにして夏ドラマを見ていきましょう。
