ガイド記事「夏ドラマ概況」では「『電車男』キターッでそれを追う問題作『女王の教室』」とまとめました。しかし、その時点では『幸せになりたい!』は一週遅れではじまったばかり、『菊次郎とさき2』ははじまってもいなかったため取り上げられませんでした。そこで他の作品のその後の状況とともに分析します。 教育は重要『電車男』のトップ、『女王の教室』の2位は変わらず。それに『ドラゴン桜』が迫り、また遅れて始まった『菊次郎とさき2』もいい位置につけています。『女王の教室』は小学校、『ドラゴン桜』は高校が舞台。さらに『菊次郎とさき2』も子育て教育もので、2位グループは教育が重要なテーマになっています。 その3作の中でももっともインパクトが強く話題になっているのが『女王の教室』。テストの成績で給食の順番を決める、授業中のトイレを禁止ぐらいまでなら厳しいしつけといえなくはありませんが、子どもの秘密を調べ上げて悪いことをしてた子どもを脅し、家庭に問題を持った子どものトラウマをえぐり出すまでくるとしつけレベルを完全に越えてます。 これまでもっとも無茶苦茶な学園ドラマの教師は『GTO』鬼塚英吉(反町隆史)でしょうが、このヒロイン・阿久津真矢(天海祐希)は見事に更新しましたね……(脚本はどちらも遊川和彦というのが共通要素)。 真矢の教育が是か非かが公式サイトの掲示板をはじめ各所で話題になっています。真意がみえにくい中、理解するのに役立つのが『ドラゴン桜』。金、土と続けて見ていると結局いいたいことは同じなのでは?という気がしてきます。 共通するポイントを3つにまとめてみました。 ・『女王の教室』『ドラゴン桜』の共通点 |