ドラマ/秋ドラマ情報

速報!ドラマ情報 2004年11月号(4ページ目)

秋も深まる中、冬ドラマ情報も本格化。2004年11月のさまざまなドラマ情報をお送りします。最新情報とともに順次更新していきます。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド


ドロドロの本命『牡丹と薔薇』チームいよいよ登場

来年1月からのフジテレビ系毎日13時30分の東海テレビ昼ドラ枠は遠野凪子主演の『冬の輪舞(りんぶ)』。
『牡丹と薔薇』のチームが制作するドロドロ路線の本流。

ヒロインは大病院の娘として生まれたが、あることが原因で貧しい漁師の娘(黒坂真美)と入れ替えられ、成長してそのことを知ることとなる。

原作は吉屋信子の少女小説「あの道この道」。あらすじを見ればわかるように『牡丹と薔薇』にも影響を与えた作品で大映テレビ『乳姉妹』の原作でもある。

いまから『冬の輪舞』と『乳姉妹』の比較が楽しみですが、後者は「ちきょうだい」と読んでください。「ちちしまい」だと巨乳アイドルが活躍する話になってしまいます。


連ドラでも復活『只野仁』

昨年9月「1年3ヶ月の有給休暇」に入り、この12月年末スペシャルとして帰ってくる『特命係長 只野仁』が来年1月からの金曜ナイトドラマで連ドラとして復活。

スペシャル『只野仁リターンズ』で有給休暇の間に全国混浴巡りをしたことが明らかになり、1月から電王堂に復帰、再び特命係長として復帰する。

ゴールデンタイム進出という声もあったけど「やっぱり午後11時台がいい。そこの枠だからこそできるドラマにしたい」と断ったそうで、それはその通り、『黒革の手帖』の枠だったら、『只野仁』のポイントとなることができなくて気の抜けたビールになってしまいます。


次期朝ドラはヒロインが若けりゃ両親も若い

来年4月からのNHK連続テレビ小説『ファイト』の主要キャストが発表に。半年続けて出演するヒロインとしては初めて十代の本仮屋ユイカ(17)は発表済みですが、それに対する両親も若く緒形直人(37)と酒井法子(33)で、これも両親役としてはもっとも若い。母親は短大卒業後の20才で結婚・出産した設定。

両親の友人役に渡辺徹と川原亜矢子。ヒロインがあこがれるきゅう務員に瀬川亮(26)、ヒロインの馬好きを導く馬主に藤村俊二。他に田村高広、児玉清、三林京子、由紀さおり、三原じゅん子ら。

制作は鈴木圭チーフプロデューサー。


『ごくせん』生徒役に亀梨和也、赤西仁

1月からパート2が放送される『ごくせん』のメインの生徒役に「KAT―TUN」の亀梨和也と赤西仁(20)が、来年1月スタートの日本テレビ連続ドラマ「ごくせん」のメイン生徒役を務めることが4日、決定した。同ドラマは02年4が登場することが決定。

パート1に続いてジャニーズ事務所ですね。


フジ火曜22時枠は国仲涼子で分校の先生だが沖縄ではない

今年1月は『僕と彼女と彼女の生きる道』、昨年1月は『僕の生きる道』で大ヒットをとばしたフジテレビ系火曜22時枠は両作の脚本・橋部敦子が4月からの朝ドラ『ファイト』を担当するのでシリーズは続くのか?と思っていましたが、新たな路線に。

『みんな昔は子供だった。(仮)』で国仲涼子が自らの希望であと3ヶ月で廃校となる関東圏の分校に赴任する教師を演じる。それも当初の生徒数は一人。

脚本は『光とともに…』を手掛けた水橋文美江でやっぱりヒューマン路線になりそう。制作は重松圭一P。


V6岡田で向田ドラマ『冬の運動会』

今まで「向田邦子新春スペシャル」といえばTBSの定番でしたが、今度は日本テレビ系で来年1月4日放送の3時間スペシャルドラマで向田邦子原作の『冬の運動会』をリメイク。主演に岡田准一、ヒロインに長谷川京子。

『冬の運動会』のオリジナルは77年制作、それまでは『だいこんの花』『寺内貫太郎一家』などホームドラマがメインだった向田邦子脚本が、現在イメージされるような向田ドラマになった記念碑的作品。良家に生まれながら屈折する主人公の青年を根津甚八、その恋人をいしだあゆみが演じた。

他の出演(かっこ内は旧作のキャスト)は父・國村隼(木村功)、母・樋口可南子(加藤治子)、祖父・植木等(志村喬)、その愛人・寺島しのぶ(藤田弓子)。

脚本に向田ドラマの大ファンと前からいっている朝ドラ『さくら』などの田渕久美子、演出・水田伸生、音楽・岩代太郎、制作・東康之。

なおリンク元では旧作は久世光彦演出とありますが、それは間違い、服部晴治演出(大竹しのぶの最初の夫)です。


次期月9は竹内結子が動物行動学を研究

来年1月からのフジテレビ月9枠は竹内結子主演の『不機嫌なジーン(仮)』。

ヒロイン・蒼井仁子(よしこ)は動物行動学の研究生で、優秀すぎて男性まで遺伝子で考えるような恋愛不器用。そんな彼女と客員教授(内野聖陽)の恋愛を動物行動学をちりばめて描くラブコメ。

仮題の「ジーン」はと遺伝子の英語(Gene)と仁子の引っかけ。

共演は他に小林聡美、オダギリジョー。スタッフは竹内結子と『ランチの女王』とトリオを組んだ山口雅俊Pと大森美香の脚本。

ところで「そんなバカな!」などの著作で動物行動学を流行らせたのは竹内久美子、竹内つながりです。


大友康平、ボクシングがすべてさ~

「ハウンドドッグ」のボーカル・大友康平はNHKドラマ『FLY 航空学園グラフィティ』でNHK連ドラ主演、フジ『女子アナ。』で民放連ドラレギュラー出演の経験はありますが、今度はフジテレビ系12月5日放送のスペシャルドラマ『リターンマッチ~敗者復活戦~』で民放ドラマ初主演。

定時制高校でボクシング部を指導する実在の教師がモデル。大友康平は東北学院大学法学部卒で中学校の社会科の教職免許をとり、ボクシング指導は元WBC世界バンタム級チャンピオンの薬師寺保栄と本格的。

不良の生徒役で小栗旬、他に小日向文世、七瀬なつみらが共演。

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