ドラマ/秋ドラマ情報

速報!ドラマ情報 2004年11月号(2ページ目)

秋も深まる中、冬ドラマ情報も本格化。2004年11月のさまざまなドラマ情報をお送りします。最新情報とともに順次更新していきます。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

ドラマガイド


クドカン脚本、長瀬・岡田主演正月ドラマのテーマは落語

TBS系、来年1月9日放送のちょっと遅い正月スペシャルドラマ『タイガー&ドラゴン』は宮藤官九郎脚本・磯山晶Pで『池袋ウエストゲートパーク』の長瀬智也に『木更津キャッツアイ』の岡田准一の主演で、テーマは落語。

ヤミ金業者(長瀬)が落語家・林家亭どん兵衛(西田敏行)の借金を取り立てるうちに落語の世界に魅了、それに落語の天才だがなぜかデザイナーをしているどん兵衛の息子(岡田)がからみ、さらに謎の女性(伊藤美咲)に出会ったため事件に巻き込まれる。

三人の男と花魁のやりとりを描く落語「三枚起請」がモチーフで、二人が取り組むとともにドラマの内容にも密接にからむという。

西田敏行、借金、名作の見立ての三題噺は市川森一脚本の『淋しいのはお前だけじゃない』を意識しているような。


「血は水より濃い」は当たり前か

1月からのNHK月曜ドラマシリーズは佐藤愛子の小説「血脈」が原作の『ハチロー~母の詩、父の詩~』。

「血脈」はすでに佐藤愛子の父・佐藤紅緑と母・横山シナを中心にテレビ東京系のスペシャルとして昨年ドラマ化されていますが、今回はタイトル通り異母兄の詩人・サトウハチローがメイン。

主演に唐沢寿明。他に松本明子、鶴田真由、今井雅之、松方弘樹、原田美枝子、原田芳雄ら。

1月24日スタート。


絶好調テレ朝ドラマ『弟』計100%超

テレビ朝日の五夜連続スペシャルドラマ『弟』の目標視聴率は平均20%以上の5話合計100%以上。

困難な目標に見えましたが、軽々と超えて石原裕次郎人気の健在と、『渡る世間』を初回に破った『黒革の手帖』に続くテレビ朝日ドラマの好調を見せつけました。

ついに「ドラマのテレビ朝日」時代の到来か?


議員引退の中村敦夫テレ東時代劇で復帰

今夏の参議院選挙で善戦むなしく敗れた中村敦夫がテレビ東京恒例新春時代劇『国盗り物語』の武田信玄役で俳優に復帰。テレビドラマは01年の『鞍馬天狗』以来。

政界は引退して、今後は環境を守る活動をするとともに俳優は「楽しんで、いいものだけぼちぼちやっていく」とコメント。


いよいよ放送近し草なぎ主演スペシャル

何度も紹介していますが、草なぎ剛主演、フジテレビ開局45周年記念で文化庁芸術祭参加作品ドラマの『海峡を渡るバイオリン』がいよいよ制作会見。

「東洋のストラディバリウス」と呼ばれた韓国出身のバイオリン製作者、陳昌鉉さんの半生を描くドラマ。主演の草なぎは「持っている情熱を役の中に投影しようと、いつも以上に力を振り絞りました。そこを見てほしい」と自信のコメント。

妻役に菅野美穂、バイオリン教室を主宰する医師に田中邦衛、母親に田中裕子、他にオダギリジョー、笑福亭鶴瓶、石坂浩二、杉浦直樹ら。


制作は『彼女たちの時代』などの高井一郎。演出は『北の国から』の杉田成道。脚本は池端俊策、神山由美子。


火曜サスペンスの新テーマ

中村雅俊の全国ツアー・東京公演が行われ、そこで火曜サスペンス劇場の新主題歌を歌うことが明らかに。

一青窈作詞の「空蝉(うつせみ)」で中村と一青が同じレコード会社であることから実現。

中村雅俊と日本テレビは青春シリーズ、俺たちシリーズ以来の30年の長い付き合いです。
1月11日からオンエア。


次期大河義経のCMを民放で放送?

上戸彩が新庄、ヨン様と話題の人に会いに行くオロナミンCのCMシリーズの新作で登場するのは、なんと上戸彩も出演する来年の大河『義経』の主役・滝沢秀明。

五条大橋上の牛若丸に「元気ハツラツぅ?」で、企業の広告はしないNHKだけど、自分のところの広告ならOKのようです。


一本、筋の通った即興ドラマ『スジナシ』

TBS系列のCBC・中部日本放送で制作・放送している異色即興ドラマ『スジナシ』が12月23日に特番としてTBSに進出。

『スジナシ』は笑福亭鶴瓶をレギュラーに毎回ゲストを迎え、脚本も打合せもリハーサルもなく、セットだけがある状況で二人芝居をし、その後、トークでなぜそんなセリフをいったのか、などを解説していく異色ドラマ。

これまで森光子、大竹しのぶ、泉ピン子、柳葉敏郎、イッセー尾形、小林聡美、寺島しのぶ、えなりかずき、高橋英樹らのメンバーが出演し、今や俳優から出演したいと申し出があるほどの人気に。

TBS放送のスペシャル版ではゲストは妻夫木聡、さらに宮藤官九郎がセットを担当しトークにも出演するところがスペシャル。


草なぎ芸術祭参加ドラマの主題歌は「夜会」のテーマ

草なぎ剛主演、フジテレビ開局45周年記念で文化庁芸術祭参加作品ドラマの『海峡を渡るバイオリン』に中島みゆきの「二隻(そう)の舟」が主題歌として決定。

「二隻(そう)の舟」は12年前の作品で、中島みゆきが毎冬おこなう演劇の要素も加えたコンサート「夜会」のテーマ曲。『北の国から』などを演出した杉田成道Dがいつか使いたいと思っていたもの。

中島みゆきでフジテレビのドラマといえば「銀の龍の背にのって」が主題歌の『Dr.コトー診療所』はスペシャルが放送され高視聴率を記録。これに続けるか?

11月27日放送予定。


さよならしたわけじゃない小津先生が帰ってくる

3年前に放送された『さよなら、小津先生』がスペシャルドラマとして復活。

田村正和、ユースケ・サンタマリア、瀬戸朝香のレギュラー陣に、ゲストとして財前直見が新任教師として登場。

小津は前作に続いてバスケットボール顧問だけど、今度は女子、それも問題児ぞろいで手を焼いている。そんな時、美術教師・静子(財前)が赴任、静子は元エリート銀行員で再就職までの腰掛けとして教師になったというかつての小津の姿そのもの。

11月26日、金曜エンタテイメント枠で放送。

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