夏ドラマ、2~3巡したところでなにをみるべきか、春ドラマでわかりやすいと好評だったオリジナル視聴率グラフで分析してみましょう。
縦軸が記事を書いている時点で最新の7月第3週(15~21日)の視聴率、横軸は初回視聴率と最新視聴率との差で、初回視聴率はなにも見ていない段階での期待値だから、初回視聴率との差は最初の期待からどれだけおもしろかったか(またはつまらなかったか)を示すはずです。
(ただし『特命係長・只野仁』は世界水泳中継で放送休止のため、前週のデータ)
ガイドの事前予想は本命『元カレ』vs.『僕だけのマドンナ』、対抗『ウォーターボーイズ』というところでした。
最初の期待を裏切らず、高視聴率をキープしているのがグラフ右上にくる『元カレ』と『ウォーターボーイズ』。
『元カレ』は昔の恋がよみがえる恋愛ドラマ定番パターンに、デパ地下舞台のお仕事ドラマ、主人公の父・角野卓造、母・市毛良枝、弟・斉藤祥太とホームドラマ要素も盛り込み、日曜劇場らしく広い年齢層を取り込めています。
『SummerSnow』の堂本剛・広末涼子コンビもバランスよく、3話で過去の関係を知った今カノ・内山理名の演技も説得力があり、手堅いデキです。
『ウォーターボーイズ』は映画版で成功したパターンを繰り返しつつ、笑いの質をひねりのきいた映画版からストレートなものにしてわかりやすくしています。