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大河ドラマの法則(2ページ目)

2004年の大河ドラマが三谷幸喜脚本の『新撰組!』になることが発表されましたが、これは異例なことです。大河ドラマに隠された法則とは?

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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CloseUp!タイトルの「大河ドラマの法則」をもう一つあげておきましょう。「大河ドラマは4作に2作は戦国~江戸時代前半、のこりの1作が明治維新で、あと1作はそれ以外の時代がつくられる!」

というのももっとも視聴率を稼ぐのは戦国時代~赤穂浪士あたりの江戸時代前半。もっとも視聴者になじみがありわかりやすいし、お殿様・お姫様が中心だから画面も明るくなります。

明治維新は下級武士が中心で視聴率的にはもりあがりませんが、制作スタッフがつくりたいのはたぶん革命劇のこの時代。「国営放送」などといわれ保守的だと思われているNHKですが、個々の制作スタッフはクリエイティブだから保守的ではありません。『獅子の時代』は主人公・平沼銑次は会津藩士から自由民権運動まで一貫して明治政府に反体制する立場をつらぬき、日本の過激派の人たちが泣いて喜んで見ていたというウワサがあります、ホントかウソか。

そして、戦国から明治維新に飽きるとその他の時代にも挑戦してみたくなり、しかしやっぱり視聴率が上がらず戦国時代に戻る、と繰り返しすのがだいたいのパターンです。

実際ここ10年ぐらいを見てみると、それ以前の不振から大河ドラマ存続の危機がいわれていた状況を95年『八代将軍吉宗』96年『秀吉』の戦国時代~江戸時代前半のヒット作で乗り切る。
しかし次はその他の時代の97年『毛利元就』、明治維新の98年『徳川慶喜』でやはり視聴率が下がる。ここまではパターン通りです。

しかし99年、十八番の赤穂浪士もの『元禄繚乱』、00年のエース・ジェームス三木脚本の『葵 徳川三代』は時代はパターン通りだが視聴率が上がらなかったのが予想外。
01年『北条時宗』では視聴率が上がるはずもなく、今年の『利家とまつ』で出演者を若返らせて勝負を掛けている現状です。

来年の『武蔵-MUSASHI-』はかつて大河ドラマの裏番組、日本テレビの『俺たちの旅』など青春シリーズ、俺たちシリーズを書いていた名手・鎌田敏夫、再来年は三谷幸喜で新展開を狙っているようですが、NHKのもくろみは成長するでしょうか。

大河ドラマリスト(1963~1983)

大河ドラマリスト(1984~)
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