絵本/絵本関連情報

ママも子どもも!雨が大好きになる絵本(2ページ目)

うっとうしい雨の日は、絵本読みはいかがですか?雨の中で遊ぶ絵本。雨の中をお父さんのお迎えに行く絵本。「雨」の絵本には、雨ならではの楽しさがあふれています。読んだら、傘を差して飛び出したくなるかも。

執筆者:鈴木 宏枝

雨の日だ!生き生きと遊べ『雨、あめ』

庭で姉弟が遊んでいると、ぽつぽつと雨が降り始めます。二人は傘を差し、レインコートを着込んで通りへ。美しく露をまとったクモの巣を見たり、手押し車にたまった水をひっくり返したり、雨の公園や散歩をたっぷり楽しみます。

雨の日の楽しさをあますところなく伝える、とても素敵な絵本です。字がなく、マンガのようにいくつかのコマ割になっているので、絵をたっぷり楽しめます。仲のよさそうな姉弟が大きな1本の傘を二人で差して、はずむように駆けていく後姿も、怒る大人がいないから、寝そべって車の下をのぞいたり、思いっきり水たまりで飛び跳ねたりするのも、本当に楽しそう。「行っておいで」と外に出し、あたたかいおやつを用意して待っているお母さんも、素敵ですね。

■ 『雨、あめ』
さく:ピーター・スピア
出版社:評論社
価格:
発行日:1982/1984.6

乾いた町をうるおす『ふれ、ふれ、あめ!』

もう3週間も雨が降らず、からからに乾いたある夏の日。灰色の雨雲を見つけたテッシーは、近所の友だちと一緒に、水着になって通りに出ます。雨が降り出すと、女の子たちは歩道ではしゃぎ、雨をいっぱいに受けて笑い、叫びます。やがて、ベランダから顔をのぞかせた母さんたちも外に出て、雨にぬれながらくるくる踊り始めます。

むしむしと暑い夏と、なんだか煮詰まったような空気が、久しぶりの大雨ですっきりさっぱり洗い流される様子がよく伝わってきます。『ふれ、ふれ、あめ!』の主人公はアフリカ系アメリカ人で、おそらくあまり豊かではない住宅地に暮らしています。暑苦しく重くのしかかる残暑を振り払ってくれる雨の空気を感じ取ったテッシーの感受性は、変化に欠ける共同体の息苦しさにも涼やかな風を吹かせるようです。

「みんな、びしょぬれになってたね、かあさん」きもちがやさしくほどけてゆく。うまれたばかりのあさつゆのようなきぶん。

少女たちも母さんたちも、はだしで雨の中を踊りまわる場面は、本当に美しいです。

■ 『ふれ、ふれ、あめ!』
作:カレン・ヘス
絵:ジョン・J・ミュース
訳:さくまゆみこ
出版社:岩崎書店
価格:
発行日:1999/2001.7


>>次のページは 降った雨は、どこへ流れていくのでしょう? 『あめのひ』『あまつぶぽとりすぷらっしゅ』
『雨あめ』
ここで購入!雨が降ってきた!姉弟は傘を差し、レインコートにレインハットで散歩に出かけていきます。雨降りの町はいつもと表情を変え、探検しつくせないおもしろさです。
『ふれ、ふれ、あめ!』
ここで購入!けだるく暑い、日照りの夏。3週間も雨が降らず、町は乾いています。テッシーは、空の向こうに雨雲が出ているのを見つけ、友だち同士でこっそり誘いあい、水着で通りに出ていきます。やがて雨が降ってくると、機嫌の悪かった母さんたちも、はだしになって子どもたちと一緒に雨の中を踊り始めました。
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