日本初のコラボ
2005年にはジャック・ピュイゼ教授が来日しての食育講演も開催。 |
※ピュイゼメソッド…ピュイゼ教授によって開発された“le gout et les 5 sens“と題される視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚の五感を開花させる味覚のトレーニングメソッド
きっかけは披露宴
ところでなぜブレストンコートの様な高級リゾートホテルが子供向けの事業を始めようと思ったのでしょうか?その疑問の答えは講座のはじめ、梶川シェフの口からこう語られました。「私どものホテルでは結婚式のご依頼も多くいただくわけですがある時から披露宴に参加されるお子さんのメニューに変更リクエストがあるようになったんですね。それが2001年には30件だったのが3年後には86名と約3倍に。しかもリクエストの内容が最初は卵や乳製品など1つか2つ、食べられない食材があるので入れないでほしいというものだったのが、だんだんに食べられるものが1つか2つという内容に変わっていった。そこで子供たちに起っている変化を実感し、また地元のみなさんにも貢献したいという思いもあって食育活動を始めようということになり2005年からこの取り組みをはじめました。」
アレルギーなど病気や体質で食生活が制限されている場合は残念ながら諦めないといけない場合もありますが、味覚教育の欠如や食生活の乱れによって食べられるものが少なくなっているのだとしたら?これって子供が食の楽しみを知らないで大人になるだけでなく、未来の可能性を奪うことにもなってしまいますよね。
一方で親御さんは食育に熱心でも子供の側の好き嫌いが多かったり、また食べさようとしてもお子さんの抵抗が強かったりして悩んでいる方も大勢います。実際私もセミナーなどを開催した際に一番受ける質問です。そこでそういう場合にどうすればいいのか?
梶川シェフの講座にはそんな悩みに応えてくれるヒントがたくさん盛り込まれていました。