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お盆の基礎知識 ほおずきは食べてもOK!?(2ページ目)

お盆の季節がやってきました。迎え火の日はきゅうりやなすで動物を作って、ご先祖様をお迎えしますね。それぞれどんな意味があるかを教えてあげながらお子さんと一緒に迎え火の準備をしませんか?

執筆者:飯野 耀子

ご先祖様へのお土産はおだんご

お盆に提灯として使われるほおずき。最近では本物のほおずきに電球を入れたオブジェもあります
まず、ご先祖様を迎えるのに準備する飾りには農作物から初物(はつもの)を選びます。初物というのは今年初めて食べる物のことを意味します。例えば、「初ガツオ」といって今年最初のカツオを食べることを縁起がよいとしたり、鮎が解禁になった時に初物、初物といってありがたがりますね。

飾りに使うのは、農作物以外に花やほおずきなどです。ほおずきは提灯(ちょうちん)の代わりとして使います。ちなみに日本ではあまり知られていませんが、メキシコなど暑い国ではほおずきは食べ物なんですよ。甘酸っぱくてカロテンが豊富なので、美容にも健康にもいい食材として最近、日本でも注目されています。ドライになっているものもあるのでぜひ、試してみてください。

次に、ご先祖様が牛に乗せて帰るといわれるお土産。これはおだんごがお土産として飾られるのが一般的です。おはぎを飾るところもあるよう。後はそれぞれのご先祖様が好きだったもの。みなさんのご先祖様は何がお好きでしたか?

迎え火飾り 材料

蓮の葉 1枚(お盆の季節になるとスーパーなどで売っています。なければ里芋の葉でも可)
ほおずき
なす
きゅうり
にんじん
ピーマン
なし
ぶどう
じゃがいも
トマト

野菜をかざる台、お皿など 1枚

以上は代表的なものです。家庭菜園をお持ちの方など、自分で作ったものをお供えしても大丈夫です。

迎え火飾りの作り方

 
1.蓮の葉に水をかけます。油分があるので水をはじきますので拭く必要はありません。
 
2.用意した野菜を順番に盛っていきます。
 
3.最後に提灯を意味するほおずきを乗せて出来上がり。
核家族化で、家族同士や祖父・祖母との交流が希薄になっているといわれている昨今。お盆のような日本の伝統行事を親子で一緒に用意することで、親子間の交流も図れますし、自分達のルーツについて話をする機会にもなると思います。

都会では7月にお盆をするところが多いようですが、別に8月にしても構いません。ぜひ今年のお盆は家族みんなで用意をしてみてくださいね。


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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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