親子間のギャップを埋めるコツ
完璧を求めてイライラしてるママより、失敗を笑いあえる優しいママがいい |
子育てにおいては、良かれと思って決めた方針であっても、必ず大なり小なりのトラブルが発生するものです。その度に「選ばなかった選択肢の方が良かったのでは?」と不安がることもあるかもしれません。しかし、親の不安な気持ちが子どもに伝わることで、かえって悪循環に突入するケースもあります。
子どもは親の影響を受けて成長していきます。自分を喜んで見守る人(親)がいると、子どもは自分は愛されているという喜びと自信を持ち、潜在能力を開花させていきます。「理想の親」を目指すなら、まずは子どもの心の安全基地を心がけることです。脳科学者の茂木健一郎さんは「安全基地」として、4つのポイントをあげています。
- やりたいことをやらせる
- 応援団に徹する
- 欠点も受け入れる
- 困った時こそ手助けをする
子どもの成長のプロセスの中で、喜・怒・哀・楽の感情表現をを十分に経験させてあげましょう。自分の感情を言葉できちんと伝えられることは、コミュニケーション能力を高める上で大切な訓練となります。シュタイナー教育の中で伝えられている考え方もご参考にしてみてください(ページ下部の関連記事参照)。
子どもの問題点を探すことが改善の道といった思い込みは、悪循環にはまりやすくなります。理想の方向性は目指しながらも、失敗してもめげないで、前向きに「良い所探し」が上手な親子でありたいですね。「こんなこともあるさ」「大丈夫だよ」と安心感が伝わる声かけのほうが、解決の道が見つかりやすくなりますよ。