子供のしつけ/子供のしつけ関連情報

怒られても振り向かせたい、子どもの気持ち(2ページ目)

忙しいからと子育てから逃げているパパに、怒られるのを覚悟でコミュニケーションを求める子。「問題行動」は親へのサイン。思春期になってから子どもとの溝を埋めるのは、倍エネルギーが必要になります。

執筆者:鈴木 牧子

今、SOSに気がつけば思春期は安定する

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家庭裁判所調査官や少年院指導教官の先生方のお話では、思春期に現れる非行や問題行動の源は全て「乳幼児期から学童期の過ごし方」の積み重ねが表面化した結果だといわれます。幼少時に親から暴力を使って問題行動を押さえ付けられた子は、青年期になると、今度は自分が体力で相手を圧倒しようとします。家庭内暴力の引き金は鬱積した親への不満や恨みの表面化です。

乳幼児から積み上げてきた親子関係がしっかりしていれば、多感な思春期に少々の揺らぎがあっても、親子の行き違いはとても少ないようです。怒鳴る、叩くなど暴力で子どもと向き合うのではなく、その行動の裏に隠れる気持ちを観察し「なんでそうなるの?」と思いやる指導が大切となります。条件をつけないで注ぐ愛情が、信頼と安心感を育みます。どんなことが起ころうと、この子は私の子どもと逃げない、見放さない気持ちで共に経験を積んでいきましょう。

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