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子どもの自尊心を育てる親の気配りとは(2ページ目)

上手に叱ることができたなら、子どもも素直に反省したり、同じ過ちを繰り返さないように気をつけるようになって来ます。自尊心を踏みにじらない叱り方・気配りを心がけましょう。

執筆者:鈴木 牧子

自尊心・自尊感情(self-esteem)とは

両親に手をつながれている子
親から見守られている安心感は自分を信じるパワーとなる
自尊心(自尊感情)とは、自分に対する評価感情です。「取り組める力が自分にあると信じる力」「自分を認められる力」など、自分自身を「基本的に価値があるもの」と信じられる感覚のことです。

自尊感情は常に意識されているわけではありませんが、その人の言動や意識、態度を無意識に方向付けています。ありのままの自分を肯定しながら積極的に意欲的に関わるさまざまな経験は、「精神的な健康」や「物事に適応する基盤」を育てるものとなります。

才能とは自分の力を信じること

子どもをしつけることは、大人にとって根気の要る大仕事です。ルールが定着しない相手に、繰り返し注意を促す「根気比べ」だと覚悟が必要なほどです。親は子どもの才能が有る・無いを心配するよりも「自分の力を信じられずに努力ができない子」にしないように以下の気配りを心がけましょう。
■子どもをよく観察する
■話を聴く
■肯定的に見守る

自尊心は暴発を踏みとどめる力になる

成長したときに自尊心が育っている人は、人生の危うい場面に直面しても暴発せずに踏みとどまる力を持っています。いくら子どもの幸せを願う親であっても限りがあるのですから、子ども自身が自尊心を持ち、それぞれの個性を信じて発揮できるように育てたいものです。

【関連記事】
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【関連リンク】
自尊感情の心理学



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