子供のしつけ/子供のしつけ関連情報

子どもにストレスぶつけていませんか?(2ページ目)

毎日の生活の中でおきるイライラ感。イライラする気持ちを、立場の弱い子どもに無意識にぶつけていませんか?イライラの本当の原因に気がつくと改善策が見つかります。

執筆者:鈴木 牧子

4W1H で自分の気持ちを分析する

父親が離乳食を食べさせている
パパと一緒に子育てをしている実感は家族の愛が深まる幸せタイム
ご相談ケースの場合を、4W1H に当てはめてみるとこんなキーワードが浮かんできます。
■What(何が)
孤独・寂しい・焦燥感・認めて欲しい・愛されたい・愛したい

■Why(どんな目的で)
安定した気持ち・イライラを発散・温かい家庭

■Who(誰が)
妊娠したことで専業主婦になった私・大人の会話に餓えている私・夫と愛し合いたい私・子どもに優しくしたい私

■When(いつ)
母として子どもに向き合うとき・夫に妻(女)として向き合うとき・父親に母親として向き合うとき

■How(どのように)
労わりあう夫婦関係を築く・穏やかな親子関係を築く・他者との和やかな交流
……等、具体的に書いてみましょう。

日常の問題とする出来事に対して、「感情」「思考」「行動」「結末」など、順番や内容など思いつくままで結構です。「その時、自分は何を感じていたか?」を意識して、自分の気持ちをしっかり味わってみましょう。メモでよいですから、書くとより効果的です。

感情が整理されると解決への道が見えてくる

ご相談ケースを例に心の中をのぞいてみましょう。
■どんな「感情」が隠れていたでしょうか?
育児休暇中で社会から離れ孤独。大人同士で会話する時間が無く寂しかった。第二子出産にともなう育児不安、心細さ。子どもに当たる自分が情けなく嫌い。

■なんでそう「思考」しまったのでしょう?
妊娠中の身体的不安定と育児・家事の疲れ。出産を控えているため。夫の労いが無いこと。夫とのコミュニケーション時間の不足。

■そして、どんな「行動」を取ったのでしょう?
子どもを怒鳴ったり、体罰するなどの悪影響を与えた。夫にも不機嫌に接した。自己肯定感が下がり自暴自棄。自分の行動を変えたいと願い投書した。

■その「結果」どうなったのでしょう?
自分で自分の心を見つめる。悩みを相談する(書く)ことで、何を自分が望んでいるかをイメージできるようになる。自分が描きだす未来に向って行動する。

>>自分で自分を労わってあげる気持ちを育てよう>>
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