子どもが親の言う事を聞きません
うるさいなぁー、音を下げてって言ってるでしょ!いきなりこう言われたら嫌な気分になるよなー |
話をしていて不愉快になるのには理由がある!
A:気持ちの伝え方次第で相手は素直に聞いてくれたり、不愉快そうにしたり、反抗的な態度で応戦してきたりします。言葉掛けが相手にどのように伝わっているかを考えることは「思いやり」に通じます。会話は言葉のキャッチボールと考えて見ましょう。受け取りやすい球を投げない相手に嫌気がさすのは当然ですね。相手に自分を理解されないまま、否定や批判をされたり、命令や指示を出されていると感じると、ますます不愉快な気持ちになり反抗的になってきてしまいます。たとえば、TVの音をうるさく感じたとき、それを相手にどう伝えますか?
1.うるさいな! (自分が怒っていることをアピール)
2.音量を下げて! (指示、命令をする)
3.大きな音は、耳に悪いよ(訓戒)
4.ほかの人の迷惑を考えなさい!(注意・説教)
5.あんまりうるさくすると、おやつをあげませんよ (脅迫)
こんな感じで話しかけられると、たとえ自分側に落ち度があったとしても、なかなか心穏やかに対応することは難しくなりますね。
穏やかに自分の状況・気持ちを伝えましょう
人間は誰しも、指示や命令を出され動くのはあまり気分のよいものではありません。自分でよい方法を考えて行動に移したい傾向があるのです。「ママはTVの音が大きいと耳にガンガン響いて、頭が痛くなる位つらいの。」と状況を説明してみましょう?子どもだってわざとママを困らせたくてしている場合は少ないはずです。
自分を否定されたり攻撃されずにママの困った状況を穏やかに説明されれば、なんらかの解決策を考えてくれますよ。子どもが出した解決策を少しでも喜んであげれば、より良い次の行動につながります。たとえ幼児であっても、自分で考えた事で相手が喜んでくれるのは嬉しいからです。
相手が状況を理解したからといって、意のままに動いてくれるとは限りませんが、一人の人間として尊重する態度で接することが大事です。練習していると、よい結果をもたらすことになるでしょう。
改善したい原因と困っている現状をわかりやすく説明してみましょう。
TVの音量の場合でしたら、音量が大きいと(原因)耳や頭が痛い(結果)を告げてみましょう。そして、「つらい」というママの感情を伝えるのです。