基本的信頼関係を築く
赤ちゃんは全てをママにゆだね、その保護のもとに成長していきます。赤ちゃんは「泣く」ことで要求を自己主張して、ママはさまざまな泣き声から子どもが望む事をかなえてあげようと想像力を働かせます。ママが悩みながらも子どもの立場になって要求を満たすことで、基本的信頼関係が築かれていくのです。乳幼児期に作られる「基本的信頼関係」は親子関係の土台ともいえる大切なものです。誰でも自分の要求を無視され続けると怒りの感情が生まれます。乳幼児期の怒りは不安や恐怖に変化し、絶望的な気持ちになり不信感が芽生えてきます。子どもの要求を受け入れるという関係ができてから、始めてルール(しつけ)を教える方がうまく伝わります。
できていることを認めて褒める
出来ない事が多い場合でも、少しでも出来ている事に注目して褒めてあげましょう。「褒めて育てる」ことは、おだてて子どもを操作することではありません。本人の気持ちを思いやる態度で「相手を受け入れ認める」ことです。今のあなたはOK、このまま成長して欲しいという「未来への承認」となります。本人が持っている資質をプラスに伸ばしてあげたいとの気持ちで接すると必ずよい方向へ成長します。
褒められることで、自分はできるんだ!との(自己有能感)が育ち、自分は受け入れられている(自己肯定感)が芽生えてきます。自己肯定感(自分のことがが好きになる)がないと自立していけません。
自分でやろうとしている意欲を見守る
我々大人を取り巻く環境がスピード化された現代では、セカセカ、イライラすることが多く、子どもにゆったり構えていられない現象が起きています。時間を急ぐあまりつい手をだしたり「早く、早く」と急がせると、かえって意欲が育たなくなります。自立(自律)して自分で考えて行動できる子どもに育てたければ、幼少時こそ親の忍耐力が試されます。自分で判断させるように、「こんな時はどうしたらいいかな?」「いい考えだとママも思うよ」などゆっくりおだやかに、質問しながら子ども本人が選んで決めて行動にうつせるように見守っていきましょう。【関連記事】
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