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挨拶で思いやりの気持ちを育む

「きちんと挨拶できる子に」と、キリキリすることはありませんが、小さなうちから習慣として身に付けてしまえば、大きくなっても自然にできるように。まずは親が見本になりましょう!

河崎 環

執筆者:河崎 環

子育てガイド


その挨拶に「あなた」が映し出される!

子どもに大人同様の挨拶を求めることはありませんが……
今朝起きてから、何人の人に挨拶をしましたか? ご家庭で、町で、公共の交通機関の中で、職場で、沢山の人といろいろな内容の挨拶を交わしたのではないでしょうか。

ですが、その中に「おや?」と思うような人はいませんでしたか? たまたま体調がすぐれなかったのかなという時もありますが、こちらが挨拶をしても返事が返ってこなかったり、いつも木で鼻をくくったような返事をしたりする人には、それほど面識のない相手ならなおさら、「なんだか嫌な感じの人だな」と敬遠したくなる印象を持たざるを得ないものです。

翻って、あなたご自身はどうでしょうか? 挨拶は、その人自身を映すと言われています。その日の体調や精神状態、その人の生き方や価値観がびっくりするほど一瞬で相手に伝わるものなのだそうです。挨拶次第で人間関係がうまくいったり、その日の気分が左右されることからもわかるように、挨拶はコミュニケーションの基本の「き」。しかし、都市生活では時間に追われていることを言い訳に、適当に流してしまっている大人も多いのではないでしょうか。

子どもは大人の背中から学んでいる

そんな大人たちの背中を、子どもたちは見ています。昨今、「挨拶のできない子どもたち」が問題視されることが多いですが、そういう子どもの親もまた「挨拶のできない大人」であることが多いとは、幼稚園・保育園や小学校などの教育現場でよく指摘されることです。

大人が挨拶している姿を見て、子どもは挨拶の仕方を学び、コミュニケーション能力を育んでいくのです。特にご近所や学校の先生、お友達との挨拶は、子どもと一緒に生活する場だからこそ大切に。大人は子どものいいお手本になりたいものですね。

>>>江戸の知恵に学ぶ!/日が暮れても「こんにちは」?>>>
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