8位 北海道大学
ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ大志を抱け)!クラーク博士の指導のもと「札幌農学校」として出発した牧歌的なイメージとは異なり、現代ではバイオ・アグリ技術に代表される、一大サイエンス・ラボの印象も。漫画『動物のお医者さん』(佐々木倫子・作)で描かれた学生生活そのままに、学生たちは恵まれた自然環境と研究活動を満喫していると言われています(笑)。
地方の国立大(特に旧帝大)は、都心の大学に比べてキャンパスの広さや生活費などで条件が恵まれているので、その魅力はもっと評価されていいとガイドは思います。阪大、名古屋大、東北大、九大など地に足の着いた名門大学があるなかで、地方大の中で北大のみがベストテン入りしたのは、「北海道」という場所が持つイメージの良さが突出しているのかも?
6位 上智大学
カトリックのバックグラウンドから「ソフィア」の愛称で呼ばれ、例年ミスソフィアが民放系アナウンサーに採用されるなど、華やかなイメージの強い上智大学。「比較文化学部」は、日本の高校卒業資格を持たないインターナショナルスクール出身者の入学を認めるため、インター出身の芸能人が入学したことでも知られています。ただ華やかなだけではなく、キリスト教色の強い同校には神学部もあり、看板学部「外国語学部」は第2次小泉内閣特命担当大臣の猪口邦子さんを輩出するなど、実(じつ)の面でも手堅い大学です。
6位 国際基督教大学(ICU)
関東圏のミッション系大学の中でも異色の存在!?1953年創設の非常に若い大学ながら、早くから学際的、国際的な教育を実践し、多彩な人材を輩出しています。語学力とそれを使った知的交流を重視し、海外の大学に準じたカリキュラムやさかんな留学制度には定評があります。実際、ICUの学生には帰国子女も多く、卒業後に海外で就職したり、海外の大学院に進むなど、実に国際色豊か。リベラルな雰囲気のため、現在50~60代の優秀な女性が多数輩出されてきた点でも、高く評価されています。
5位 青山学院大学
ミッション校が続きました。5位は青学(あおがく)です!歌手、女優・俳優、角界・梨園に出身者が多く、またその子弟が在学することからも世間の注目を浴びることが多い学校ですが、決してファッショナブルなだけではなく、教育研究機関としても高い評価を得ています。過去の世界の大学ランキングで、日本国内の私立大学では慶応に次ぐ2位。これは、研究成果と、研究施設への投資などが評価された形でした。
子育てをする親の心情としては、子供が送るキャンパスライフや、卒業後の人脈なども気になるところなのかもしれませんね。