


オーストラリアの小学校事情に異変?
ハワード首相主宰の研究会では、小学校を5時まで
延長することを検討しているとか。
その背景には、増える共働き家庭への配慮があるのです。



■子育て家庭の60%が共働き!

就学前の乳幼児(生後すぐの乳児から就学前までの幼児)に対しては、そういった共働き家庭をサポートするシステムがかなり整備されています。日本の保育所と同じような「ロングディケアセンター」は、午前8時から午後6時までが中心。一部では朝6時半からや、午後6時半までなどの延長保育を行っている園もあり、柔軟性に富んでいます。
■小学校も延長保育?
このように、共働き家庭への配慮から、小学校の時間も見直して、5時まで延長しようというのが、今回のハワード首相の研究会報告です。

したがって共働き家庭は、子供が小学校に上がってからも、放課後に子供を独りにできず、頭を悩ませられます。「アフタースクールケア」という学童保育のようなサービスを利用するか、ベビーシッターを雇う、または両親のどちらかが仕事を早めに終えて学校に迎えに行くことを余儀なくされるのです。
小学校が3時までという現行の制度はこのような現状に即しない、というのが研究会報告の根拠となっています。
■オーストラリアの経済状況

しかし、オーストラリアはそのイメージとは裏腹に、深刻な問題を抱えています。「環境大国」のイメージさえある、広大な面積を誇るオーストラリアですが、実際にはハワード首相は、米国および途上国の参加なしには京都議定書を締結しないと表明しました。
オーストラリアは環境よりも経済を優先しなければいけない状況にあるのです。その理由の一つに、国民の約11%の人々が貧困層と言われているという、深刻な貧困問題があります。
《引用:AP通信2004/03/14付記事》

(英BBCの関連記事では、オーストラリア人の20%は自分の子供に薬も教科書も買うことが出来ないと表現されている)
貧困層を構成するのは先住民アボリジニ、無職者、障害者、母子家庭の親と子供、お年寄り、移民と難民であり、貧困の主原因は失業である。
■「共働き家庭」支援


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