育児は女がするもの、なんて過去の話。
女性の就業、3歳児神話の崩壊、雇用の流動化・・・
そこで、育児するオトコが増えている。
動物界でも、パパが育児する種がたくさんいるのだ!




《INDEX》

Page1 「専業主夫は短命」なんだそうな(怒)/「社会的な認知」だとぉ?

Page2 オスの子育てが常識のカエル界/鳥類はクレイマー・クレイマー/出産するオトコ―タツノオトシゴ

Page3 「誰が子育てするか」を決めるのは?/じゃぁ人間の子育てはどうする?



「専業主夫は短命」なんだそうな(怒)

米国の生命保険会社の2002年の発表によると、米国内の男性契約者の寿命を統計調査した結果、専業主夫(家事や育児を一切引き受け、所得を持たない男性)が最も短命であることが分かったとか。(詳しくはバックナンバー『専業主夫は短命?』

そんなバカな~。会社で無駄にストレスを感じるようなこともなくて、代わりに奥さんがバリバリ思う存分に社会参加。家庭も人生も満足、充実、むしろ長生きしそうなものなのに。専業主夫の短命の理由が、「社会的に認知されない生き方をすることで、不安などのストレスを継続的に蓄積するため」と説明されているのも、前時代的で何だか古いよ。

専業ではないにしても、在宅で仕事をして、フルタイムで働く妻の代わりに家事や子育てを引き受け、「兼業主夫」として暮らしている男性はたくさんいる。特に90年代以降、インターネットの普及はSOHOという就業形態を可能にしたので、そういう男性達は急増した。

記事「専業主夫は短命?」に寄せていただいた読者の感想の中で、「兼業主夫」の彼らは言う。

「『専業主夫』が感じるストレスとは別に、『このSOHO事業がちゃんと軌道に乗るかどうか』という不安はずっとある。でも家事や子育てはそれを癒してくれて、むしろこちらの方が楽しい


「社会的な認知」だとぉ?

家事や育児を楽しんでする男性は、確実に存在する。ならば、好きで「主夫業」に就き、満足している専業主夫が短命に終わるなんて統計が出るのはなぜなのか?その原因が「社会的に認知されていないストレス」だと言うのなら、なぜ社会は男性が家事や子育てをすることを「認知」していないのか?

本人がいいって言ってんのに、社会が認知しないなんておかしいじゃん、と思ったカワサキ。どうもこの世の中、いまだに「男が子育てするなんてカッコ悪い」とか言っちゃうヤツ(老いも若きも、だよ!けしからん)がいるんだよなぁ。まぁ口には出さなくてもさ、要はそう思ってるわけでしょ。「男が子育てするのは自然の摂理に反している」とか言ってみたりね。ところが、自然界では子育てするオスって、結構いるんですよ。

それじゃ子育てするオスをご紹介。「男が子育てなんて……」と思っているアナタ、動物の方がずっと柔軟かもよ。

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