「男は火星人、女は金星人」と、男女の違いを絶妙に論じたジョン・グレイ博士が
贈る、子育てのノウハウ。子供も男女で違えば、親も男女で違うのです。
目からウロコの子育て本が出ました!
《INDEX》
Page1 全世界1000万部以上!「火星人の男、金星人の女」/
男の子と女の子でこんなに違う
Page2 父親の犯す過ち「解決屋」/母親の犯す過ち「向上癖」
Page3 もっと読みたい!前向きな子育てのコツ
全世界1000万部以上!「火星人の男、金星人の女」
恋愛問題、家族問題、職場の人間関係でも、男女の考え方の違いにストレスを感じることはありませんか?「どうして男ってこうなの!」と叫びたい女性、「これだから女ってヤツは・・・」とため息をつく男性。理屈ではどうにも説明のできない男女の違いに、戸惑うことはありませんか?
そんな男女の違いを、「男は火星人で、女は金星人」と、思わずヒザを打つ絶妙な表現で説明してくれたのが、世界中で大ベストセラーとなった「ベストパートナーになるために」の著者、ジョン・グレイ博士でした。
男も女もお互い異星人なのだから、まずは「それほどに全く違うものなのだ」と認識して、お互い理解を深めていきましょうよ、という博士のメッセージに、「火星人(金星人)が相手じゃしょうがない」と納得した方も多かったのでは?
その博士が、今度は現代の変わりつつある子供たちを理解し、新しい子育て法を紹介しているのが、「がんばらない子育てのコツ~残りは神様がやってくださる!」(小学館)です。
息子のことが理解できないお母さん、娘のことが理解できないお父さん、それは仕方のないことなのです。だって、相手は異星人。子供は自分の分身だ、なんて偉大なる思い込みは捨てましょう。きょうだいだって、男の子と女の子の育て方は、全く違うのだ、とグレイ博士は言います。
男の子と女の子でこんなに違う
親の手助けを、女の子は自分が愛されている証と受け取るのに対して、男の子は侮辱ととらえる。(第3章 子供の個性を尊重する)
女の子に必要なのは、自分の気持ちや願望や欲求を理解してくれる環境―つまり安心感であり、男の子に必要なのは、自由な空間や信頼や承認や敬意―すなわち達成感なのだ、と博士は述べています。
必要な時に親の気遣いを与えられた女の子は「信じる心を持ち続け、心を閉ざさずにいられ」、満ち足りて「才能を開花させる」ことができます。一方、必要としているものを得られないと、「時に女の子は・・・自分の女性的な側面を否定」してしまうといいます。
また、男の子は「自分が親を喜ばせているという明確なメッセージを受け取る必要」があります。ですから、親は「自由に振舞える空間を与えて」あげて、「たとえ失敗しても、彼がそこから教訓を得ることを信じ」てあげることが大切です。「そして、失敗した息子にこう言うのだけはやめて欲しい。『だから言ったじゃないの』」
親にとっては何気ない「手助け」も、男女でこんなに異なる受け取り方をされるというのには驚きます。どうやら子育てには、男女の違いは大きなカギとなるようなのです。すると親の側の男女の違いは、どうなのでしょう?
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