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簡単実践!食品添加物を避ける方法(3ページ目)

何回かにわたり添加物の問題を取り上げました。今回は、実践できる具体的な方法を3つ、「買うとき」「作るとき」「食べるとき」のステップでをお伝えします。

執筆者:松下 和代

添加物を避けるコツ3:食べるとき

さて、選んで、作って、最後は食べるだけ。食品は食べ合わせがポイントです。

増尾氏の著書の中には、有害物質を取り込んだときに有効なのが「活性酸素を消す抗酸化物質(スカベンジャー)」を挙げています。これらは、体内でできる酵素と体内で作ることのできないビタミンを上手に組み合わせ、体の中で「有害物質を出しやすい体」「さびない体」に変えていくという方法です。

この結論も氏の著書の中には、これらをいかした料理は「肉じゃが」「ぶり大根」「さばの味噌煮」など、「おばあちゃんの料理」「和食」が理にかなっていると結論をつけていました。

結局のところ、「和食」「野菜や海草を上手に取り入れる」バランスよく偏った食べ方をしない、という事が基本にあるのだと思います。でもこのバランスが実は、一番難しいのではないかと思います。

バランスに関しては、農林水産省と厚生労働省より「食生活指針」(平成12年3月)を具体的に行動に結びつけるものとして、「健康で豊かな食生活の実現を目的」に策定し平成17年6月に決定されました。この中で「毎日の食事のバランスを身につけるための望ましい食事のとり方」をコマの表「食事バランスガイド」でわかりやすく示しています。スーパーや小学校などで目にするこまの形をしたグラフがそれにあたります。

他にもバランスよく食べる方法として、「手で計ればわかる食事の量」が、塩山市の保健福祉センター(根岸洋一課長)と塩山市食生活改善推進委員会(中村孝栄代表)が考案し、普及活動を続けています。これは、野菜の摂取目標の分かりやすいツールとして「手ばかり」を利用するもの。

食事の基本的な栄養摂取量を出す場合、通常は標準体重・年齢・男女の差、・労働の差などより割り出します。この「手ばかり」は「人の体の体表面積と手のひらの大きさ」にヒントがあると考え、1才~70才の市民1,358人の手の大きさを計測し、その大きさを参考に年代別食品構成と比較し、数値で表示される事が多かった食物摂取量を「手のひら」というわかりやすい単位に置き換えたものです。

平成16年4月から普及活動を続け、17年1月の「地域に根ざした食育コンクール2004」において最優秀賞(農林水産大臣賞)を受賞しています。

コンビニのお弁当が続く、外食が続く。そんな時には、バランスの良い食生活、もう一度手作りの家庭料理を見直してみてください。



<関連リンク>
食品添加物は本当に体に悪いのか?
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※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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