家族に顔を合わさない子ども部屋
「ほとんどのマンションの間取りは、玄関を入ると長い廊下の左右に個室があり、廊下の突きあたりがリビングダイニングになっています。この玄関近くの個室は子ども部屋に割り当てられることが多いのです」と、アクタスキッズ広報さん。そうそう、ガイドもマンションモデルルームをたくさん見たりしていますが、だいたいそういう間取りになっていますね。玄関を入ると正面が廊下。廊下の左右に個室。「すると、玄関から帰ってきた子どもは、リビングに行くことなく子ども部屋に入ってしまいます。リビングにいる親と顔を合わせることがないので、その日の学校での出来事などを親に話すこともなくなってしまいます。親も子どもの変化を感じ取ることができなくなります」。あ、それは、アレですね、「引きこもり」の予備軍になってしまうということですね。
「子どもが低学年のうちは、親が宿題などの勉強を見てあげることが多いものです。ところが、子ども部屋に子どもが入ってしまうと、親が勉強を見ることもしにくくなってしまいます」。そうそう、いまや、できる子にするためには、子ども部屋を作らないのがよいなんて言いますね。
「ですから、アクタスキッズは、リビングダイニングに子どもの居場所を作ることが大切だと考えているのです。リビングダイニングに子どもの居場所があれば、帰ってきた子どもは自然とリビングに向かいます。リビングに居場所があれば、親と会話をしたり、一緒に勉強をしたりすることができるようになるのです」。なるほど。よくある家具は、大人のサイズ、大人の目線、大人の使い勝手だけを考えたものばかり。でも、そのインテリアのリビングに子どもが居心地の良さを感じるのでしょうか? 大きすぎる椅子、高すぎるテーブル、触ってはいけない家具……。これでは、いったいどこに子どもの居場所が……?
オトナ目線とコドモ目線で家具を考えてみる
NANAME TABLE 26,600円(税込) |