子供の病気/プール熱

子供の夏風邪、プール熱(2ページ目)

幼稚園や学校で、夏になってプールが始まると話題になるプール熱。正式には咽頭結膜熱と言います。感染力が強く小さな子供がよくかかるためしばしば問題になります。予防やケアはどうすればよいのでしょうか。

執筆者:長尾 大志

プール熱の予防法

以下のことに注意して、プール熱を予防してください。
  • 普段からよく手を洗う

  • プールの後よく目を洗い、シャワーで身体を洗う

  • プールの後タオルを他の子供と共有しない

  • 規則正しい生活をして、風邪をひかないようにする
原因となっているウイルスに対する薬はないので、プール熱に特定の治療法や予防接種はありません。 高熱が出たときは解熱剤を使います。目やにがひどいときには目薬を。

家庭でのケア・対症療法での注意点は?

目がかゆいからとこすると細菌による感染が起こってしまいひどくなってしまいます。目をこすらないよう注意してあげましょう。かゆいときは流水で洗うようにしてください。また、ヘルパンギーナ手足口病の場合と同じで水分補給も忘れずに。

プール熱は子どもの病気と思われていますが、大人にもうつります。子供がかかったときに大人にうつらないよう、手洗いやタオルを別々にするなどの注意が必要です。ウイルスは熱に弱いのでタオルや食器は煮沸して消毒しましょう。

診察を受けるのは、どんなとき?

喉の痛みが強くて水分がとれない、おしっこの量が少ないときは脱水状態のおそれがありますから、医師の診察を受けて下さい。発熱が続くときや結膜炎になったときも診察を受けましょう。

プール熱にかかると長い間プールで遊べなくなります。以上のことに気を付けて、安全にプールで楽しみましょう。

*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。
<参考リンク先>

プール熱の感染が拡大中(All About記事)

咽頭結膜熱・プール熱(かのうクリニック)

咽頭結膜熱・プール熱(土川内科小児科)


>> 夏に多いその他の病気と対処法はこちらから
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