3.暴れん坊な子
子どもの中にも葛藤があります。 |
- 気持ちや行動を受け止める
- ルールを教える、褒める
- 出来たことを笑顔で認める
- 大人が見本になる
- 子どものストレスの原因を見直す
- 大人が感情的になったら、素直に認める
そういった行動の裏側にある気持ちを理解し、言葉にして伝えてあげましょう。子ども自身も自分をもてあましていることがあるので、受け止めてもらえると安心し、問題行動が減ることもあります。
小さなルールを一つ一つ、落ち着いた気持ちで子どもに伝えましょう。意外とルールが頭に入っていないことがあります。そして少しでも子どもが努力をしていたら、その姿勢を褒めてあげましょう。
ルールを積み重ねたり、丁寧に対応をして、子どもなりの小さな成長が見られたら「今、ちゃんとお話が聞けたね」「順番が守れたね。」「怒るのを我慢できてえらかったね」とタイミングよくそこに声を掛けて認めてあげましょう。努力を見てもらえていた、と感じると子どもの精神的な筋肉がついてきます。
子どもは親の姿をよく見ています。まずは生活や声の掛け方、ご飯の食べ方など一つ一つを大人が見本になり、子どもに後姿を見せてあげましょう。
父母間のケンカ、睡眠不足、朝ごはんを食べていない、親の期待と個性とが別で苦しさを感じていたり、親がキレやすかったりと、子どもが不安を感じているなど、子どもが生活の中で何かのストレスを感じている可能性があります。「もしかして……?」と思い当たることがあれば、ささいなことでも生活を見直してみましょう。子どもはとても敏感です。
甘えたい、愛着関係の基礎を固めてあげる
この時期の子どもは愛情をたっぷり吸収し、それを栄養にして自己肯定感や自己重要感を育んでいく時期です。その発達途中で、今回紹介をしたような行動が強く出るお子さんもいます。そのことを理解した上で子どもが安心できる土台作りのために、たっぷり甘えを受け止めてあげましょう。ママにしっかりと甘えさせてもらうことで、子どもにも精神的にゆとりが生まれます。育児のさまざまな葛藤の中でパーフェクトを目指すのはなかなか難しいことですが、なにか出来ることから始め、ママ自身がラクな気持ちで子どもと向き合えるといいですね。
「いろいろと心掛けてみたけれど、やっぱり何かちがう気がする」「対応に不安を感じる」など、もしも気になることがあれば、下記の相談機関に相談をしてみてはいかがでしょうか。より具体的なアドバイスがもらえ、ママの気持ちがラクになることもあります。気軽に相談をしてみてくださいね。
全国療育相談センター
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